◆キーワードはニーズ 日本にいると、あたかも災害処理も被災者の生活も、解決の方向に向かって進んでいると思いがちです。海外では、日本のメディア情報を翻訳してまで引用することは稀なので、復興が順調だとは伝わっていません。 しかし、今回のアルバムの題材に取り上げることはありませんが、福島原発事故に関しての関心の高さは、アメリカ・ヨーロッパは言うに及ばず、アジア、中東、アフリカ、南アメリカなどの国を含めて、原子力発電をエネルギー政策に据える国すべてで、異常なほど関心の高さがうかがえます。 各国のメディアでは、年間を通して、コンスタントに取材班を日本に送り込んで、自国のレポーターがコメントを繰り返しています。なぜでしょう? 福島原発が「メルトダウン」したままだからです。 日本で地震の報道があるたびに、特に関東や東北では、たとえ震度2ないし3程度であっても、欧米だけでなくアジア中東のメジャーなネットワークでは、緊急速報として報道されているのが実態です。東京や日本の都市は大丈夫だったか、ではなく、福島でメルトダウンに変化があったかどうかを報道しているのです。津波からメルトダウンまでの大災害は、「この先この事態は一体どうなるんだろう」。この疑問への回答は、おおむねネガティブです。 そのため、原発への拒否反応は原子力エネルギー政策に影響を与え、「継続か中止か」国を2分する論争が世界の至る所で、現在も続けられています。 むしろ津波被害より福島原発の現状の方が関心が高いので「メルトダウン311」というアルバム名にした方が、俄然売上は伸びることになりますが、あらゆる方面に気配りをするあまり、納得できる作品に仕上がる見通しが立たないだろうという結論に至りました。 この理由にとどまらず、あまりにも深刻な政治混乱を招きかねないので検討課題から抹消してあります。 ニーズとは辞書によると、人や集団が持つ欠乏感のこと。ニーズはそれ自身では具体的な購買行動とはならず、欠乏感を解消するための商品やサービスへの欲求(ウォンツ)となってはじめて購買行動が起こるため、最初に欠乏感を探り当てることが重要であると指摘されています。 ◆国内のニーズ 一方日本でのニーズについては、多くの国民に、'Song 311'Projectの噂が広く浸透するに従って次第に、確実に一般市民が関心を示すニーズが見えてくると予測しています。 このプロジェクトは、購入したい人と同時に、制作にかかわりたい人もニーズの対象にしています。 情報を求めるニーズに答える方法でなく、被災者に寄り添う形で共にビジネスに参加する機会の提供という、誰もが驚く奇想天外な仕掛けが施されています。 具体的なニーズは、新しい収入獲得方法と収益分配、そしてその指標となるシェア印税です。 それは、特別な技術や資格を持たなくても、仕事に参加できて印税を受け取れる新しいビジネスモデルです。 'Song 311'Tsunami(海外版タイトル)の販売を受け持つ人材が、最初に想定している日本のターゲットです。仕事に就けない人や、仕事をこのまま続けるかどうか迷っている人たちが対象になります。ビジネスモデルが異質なので、求人雑誌や求人サイトの掲載には不向きです。同時に時間給や月給、仕事の待遇や配属部署など指示待ちの仕事が全く用意されてないからです。 景気動向が思わしくない経済環境下では、「収入」というキーワードは通り過ぎる人々の足をストップさせるだけのインパクトを持っています。
《ニーズとして予想できるプロジェクト参加者の意識》 1.震災被災者に何かしてあげたいと思っている一般市民 2.義援金や寄付は直接的でないので相手の顔が見えるなら支援したいと思っている一般市民 3.音楽、映像、ゲーム、小説、俳優など作品制作販売を夢見ている若者たち 4.路上ライブを余儀なくされている夢見るアーティストたち 5.大好きなベテランアーティストの活躍をテレビで見るのが何よりも楽しい団塊の世代 6.ネットビジネスに従事している人でプロジェクトに関与したい人たち 7.英語ができるので作品販売に参加して海外での販売収入を期待する一般市民 8.仲間やオフ会で作品販売を行い協力しつつ販売印税も欲しいなと思っている一般市民 9.作品販売企業に勤務しているので作品販売ディストリビュータとしてチャレンジしたい人 10.就職先として期待して支援したい一般市民 11.東北に住んでいるのでプロジェクトに参加して印税分配にも預かりたい一般市民 12.時間を作って現地に行きプロジェクトの何か役に立つことをして印税も頂きたい一般市民
◆'Song 311'制作発表プレスパーティーという「記者会見」 このプレスイベント開催が第一弾目の宣伝アクションです、アクションは「Song311-ライブステージ」というイベントネームに変わり、第二弾第三弾と数カ月おきに実施します。 この最初のイベントには日本のマスコミだけでなく、海外の取材陣にも招待状を配布します。マスコミの方々を「特別ゲスト」として招き、パーティー形式でプロアーティストとのなごやかな雑談を演出して、フランクで気さくなトークショー的インタビューを予定しています。 こうした演出は、既存の記者会見が政府見解報告のような堅苦しい空気感を与え、あまりにもシビアーになって災害被災者やサポーターの皆さんにも重圧が伸し掛かることを避けるためです。この311イベントも311プロジェクトも、エンターテイメントをバックボーンにしたゼロ再出発ビジネスに向かって歩き始めるスタートイベントです。最初の一歩が重苦しいイメージになってしまうことは誰も望まないメッセージになるからです。 全てのインタビューバックボードには、協賛企業のロゴが印象に残りやすいように表示されます。また「コーポレートラボ311」という協賛ロゴマークと、協賛企業全てのロゴやコーポレートスローガンが記載されます。この協賛ロゴマークやスローガンは、プロジェクトの販促品やノベリティグッズ、ポスター、ポップなど店舗販売するショップ(自社販促機関)で常時掲示されます。 まずこのPress Partyで狼煙(のろし)を上げ、角笛を轟かせ進撃を開始します。
◆5年間にわたる協賛と そのメリット 'Song 311'Projectは制作実況中継を実施するため、制作現場の映像が多くの人の目に飛び込んで行きます。 映像には新型コマーシャルが併設されて、視聴者が積極的にCMアクセスできる特殊な仕掛けを設けています。 使い方は未公開ですが、この仕掛けはマーケティングに直結する幾つかのアクションと結びついて、どのCMにだれがアクセスしたか、どんな人(誰)が興味を持ったのか分かるようにしてあります。そして、アクセスした人だけにメッセージを送ることもできます。 この仕組みを使って興味がある人に対してだけ、的確にサンプリングサービスや特典提供などを行い、自社商品への誘導装置として機能させることができます。 CMが購入に結び付く最短コースを常に掌握できるため、従来のCMイメージ映像や商品名の印象付けとは目的が違うことになり、直接販売に跳ね返る効果が期待できるため「他力本願的な宣伝」からの意識チェンジが必要になります。 ◆積極的にCMアクセスできる手法 CM映像は、視聴者がスタートボタンを押すまでは、CM情報と予告編が表示されるだけで本編を見ることができません。 またテキスト表示でCM作品の制作者がリストアップされてます。 全員有名なプロフェッショナルです。ミュージシャン、俳優、監督、歌手、そして「曲」の説明と続きます。CM楽曲の選定条項は、過去のビックヒット曲としています。ヒット曲は、誰でも知っている曲であること、特に昭和のヒット曲は年配の方には時代を思い起こしてCMクリックしやすいように、という意図があります。 一言で言うと替え歌CMです。編曲や楽器の選択で如何様にも変身させることができます。ラテンにもオーケストラやジャズ、バラードなど自由自在です。 仮に誰も知らない曲をCMに使用した場合、曲が印象に残る保証はありません。 CMは、その場で一目で「見つめてしまう」魅力を持つことが最低条件です。スタートボタンが押された後は、プロアーティストの力が試されます。もう一度見たい、ストックして何度も見たい。この行為が印税収入につながるという仕組みになっています。 ◆コマーシャル課金 CM作品販売とは、クリックアクションの動作1回ごとに所定の金額が加算される状況を指します。 加算合計が月単位で計上されて企業に請求を行います。これがCM作品販売となります。 ユーザーには請求が及びませんが、その分企業が肩替りすることになります。 クリックアクションの単位価格は、100円以上を想定していますが、参加される協賛企業各社の同意を得ながら決定します。 A-BizのCM作家たちに対しては、制作費用からの金額でなく、自助努力で作品の訴求力を高めて高収入が実現できるように、という意図でCMシェア印税を組み込んでいます。このCMボタンの内容は秘密扱いで、CM契約当事者は口外禁止で別途同意サインが必須になります。
◆さらに大きな仕掛け しばらくの間非公開ですが、販売プロジェクトの特別企画として数年後に「テレビ番組枠の購入」と「自社制作番組の放送」が重要検討議題にあがっています。 俳優、脚本、演出、カメラ、音楽など全てプロアーティストが受け持ちます。 このプロジェクトには、プロアーティストと協賛企業がタッグを組んだ、コマーシャル映像制作の特別企画が付随しています。 A-Bizのフレームワークで作業を進める際、登録アーティストの制作物は販売作品として扱われることになります。 そのためTV番組を再編集して、商品販売向けに作り直し再度DVDにして販売することも可能です。 CM依頼企業の商品販売につながる企画を立案しやすくする仕掛けが用意してあります。 これを活用できるかできないかで、販売結果が大きく変わる可能性があります。 また、テレビ局側にも放送著作物使用の利用料金を支払うことになるため、局側の事業部収入の収益金額に貢献するWin-Winの関係が成立します。 企画段階とはいえ、この番組制作で放送するTVCM映像は既存のTVCM作品を使うのではなく、'Song 311'プロジェクトで5年間にわたり制作する「替え歌CM」の特別バージョンを利用します。CM制作をゼロからの予算組みするのでなく、ネットCMで使った素材を活かして再編集します。 つまり、ネットCM制作ではこの架空のテレビCMを想定して、余分に素材を収録して準備を整えて置くことを、当初の段階からプランニングする必要があります。 大きな特徴は現行テレビCM制作費よりはるかに「低価格」で実行できて、選択可能な価格体系を持っている点です。 そして、ネットCMとテレビCMの連携ストーリーを描くことが簡単にできます。 CM制作予定価格の各段階内で、様々なオプションが加わります。その結果として、制作するプロアーティストと企業CM担当者間の制作会議で十分な意見交換が行われる機会があるため、これまでのコマーシャルとは全く次元の違うCM作品が生まれる可能性が見えてきます。 ◇CM制作方法 CM制作は、依頼企業とA-Bizの間で専用の契約が締結されてスタートします。 A-BizCMプロデューサー登録は、複雑な社内事前評価基準をクリアーする必要があります。 一例を挙げると、CMのプロット審査、CM制作サンプル試算提出、映像スタッフの人選と互いの能力評価、これらは最初の段階での設問です。 このCMプロデューサーと企業サイドとの間で幾つかのやり取りの後、企業担当者は制作メニューから選んだ組み合わせプランを提示することになります。 決定が下り次第、プロデューサーと企業担当者との制作会議が行われ大まかなコンテが描かれて、制作活動に入っていきます。 想定制作料金はテレビCFの10分の1以下を予定しているため、企業は複数の自社商品のCM作品に着手することができます。 また、完成作品をテレビCMや企業イベントに活用すること自体は禁止事項にしていませんが、A-BizとのCM契約の中で詳細な取り決めが必須になります。電波使用料、放送権料、広告代理店の取り分を含め、TV局の営業折衝を経ることは必要不可欠です。総合的予算の上から見ると、CM制作費のコスト負担が極端に下がるので、企業にとっては同じ完成度で破格の低価格支出につながれば大きなメリットがありますが、逆にTVへの2次使用は、中間マージンが想定以上に高くつく可能性があります。TV用のCMフォーマットや掲載費用は、業界内非公開価格のため部外者が計算しにくい環境があるようです。 テレビ以外のプランは、海外に向けたネットCMです。国内展開と同じCM-Biz-Sessionを使って国別のCMを配信します。
以上に掲げた試みは紙面に記載できないほど多様化しています。 このページに掲載してある内容に疑問点や相違点があることは充分承知しています。 ただし、問題が解決したとしても、貴社の売上げに貢献しないと意味がありません。 ことコマーシャルにかんしては、ビジネスベースで終始するべき課題ばかりです。 A-Bizは、登録アーティストが活躍する場を、遊びや余興などのエンターテイメントに限定していません。 むしろエンタメの枠から飛び出して、他の人に何がお手伝いできるかという命題を抱えていることを、常に意識の根底に叩き込んでいます。 お金が回ることは、一般的には景気が良いと認識されています。 A-Bizが儲けにこだわるのは、景気を良くしたいという意識ではありません。 ビジネスを提起する際、お金が回る時に「よろしくない、好ましく無いサンプル事例の発生」を念頭に置いて、「注意喚起信号」が自動的に働く仕組みが望ましいモデルだと考えています。 その意味するものは、潤っている人々だけが満面の笑みを浮かべたバブル期の再来を指しています。 注意喚起とは現状認識する際、本来あるべき正常心が備わるような、「サーモスタット機能」を意図しています。 アーティストの力を存分に活用して、貴社のビジネスに寄与できるために努力を惜しまない所存でサイトの内容を理解していただければ幸いです。