交習会の説明 「意見交換を通して、習うことでお互いを理解し合う討論交習会を始めます」 「今回進行役を務める、私はリング博士、こちらはトーン教授です。この交習会に参加された皆様の意見の交通整理役として役に立てれば幸いです」 「交習会の目的は、作品販売をきっかけに始まるビジネスはどのような経済波及効果があるのかそれとも無いのか? あるとすれば、﷯どんな風にメリットがあるのか考えてみたいと思います。ご来場の皆さんはもとより、あらゆる職場、年齢、地域にまたがる実際の生活環境の中からその可能性を探って行きたいと思います」 「最初のテーマは、「地域経営者と考える収益アップ解決策」です。ご案内の通り、事前にお渡しした記載用メモで「収益アッププラン&問題点と解決ポイント」を多くの方に記入してもらっています。ありがとうございました。このメモの続きをこれから進める交習会のメインアクトとして、経営者の方々と意見を交わしながら進めていきます。最初に、こちらでそのメモを読み上げます」 「メモの内容は、「収益アッププラン」です。会社名は非公開、記入者名もニックネームとします。公開できる範囲で、それぞれの﷯会社のステップアップ構想を書き添えてもらっています。無作為に全部で6名ピックアップさせて頂き、ケースAからケースFとして区分けします。まず、ランダムに最初3名の方を紹介します。メモの読み上げ紹介の後、記入者の方から一言コメントを頂きます。コメントでのお願いは、先に結論となる収益アッププラン、そしてその説明と話である問題点と解決ポイントという風に進めてあまり長くならないよう気を配って下さい。会場の皆様は、プライバシーに差し障りの無い程度で質問をしてください。さらに残りの3名の方も同じスタイルで進めます。最後に、こちらステージサイドに招待した、各ジャンルの作家やアーティストの方々からの感想やサジェッションなどを頂きたいと考えております。作家の皆様の紹介は最初の3人の方が終了してから行います。それではケースAからCまでを紹介します」 「では、ケースAから、記入者は「野球小僧」さん。事業はプラスティック加工業。資本金は2500万円、創業は1982年。主力商品はプラスティックの折りたたみコンテナの下請け製造。改良商品は通称オリコンの別用途利用を可能にした特許申請中企画製品です。問題点は、別途利用では最低80個で1つのパッケージになるため、開発コストの融資と売り先営業計画の目処がついてない。 ケースBです。魔神ガンさん。事業は運送業。資本金は10億円。創業は1990年。現在介護用品やITデバイスのルーチン輸送。﷯新事業として、トラックの帰社時の空荷軽減システムを検討中、賛同輸送会社全国で450社あまりと情報共有中。問題点は、自社用に開発した携帯電話GPS連動双方向ボタン通信システムの開発費捻出と開発者のグレードアップ方法。 前半最後のケースCは、ピカタさん。事業は海産物加工業で主にひじき、わかめ取り入れと熱処理に特化。資本金は2000万円。創業は1966年。考案試作したものは、採取した海草を仕分けなしで一括処理し食材にできる粘液状商品で、真空パックして販売し、ハンバーグ風加熱やスープ用、型に入れて焼いたり蒸したりが可能。この商品は仕分け無しなので人手が省け、破棄する部分も無く、資源の無駄遣いを省く。問題点は、設備投資資金の確保と販路の開発、商品形態の見直しなど」 「ここまでが、記入されたメモです。この3つのケースをそれぞれ追加コメントをお願いと思います。ステージ脇に控えていらっしゃいますのでお3方に登場頂きます。どうぞ~ー、拍手でお迎えしてください。最初はケースAの野球小僧さんから、どうぞ~」
﷯「初めまして野球小僧です。あのー・・・コメントとしては、あのオリコンというものがありまして、ビールケースの大きさのプラスティックケースなんですけど・・・・その側面プラスティック板が内側に折れて上蓋が真下にズトンと折り畳まるんですね。元の高さの5分の1くらい薄くなります。コンビニや小物搬送では日本中で使われています。うちの会社は、この下請け製造をやってますが特に底の部分の強化プラスティック板を納めてます。開発製品は、・・上から見るとさらに4分の1まで小さくなるボックスです。長いコメントになってますがいいんでしょうか?OK! で、そこで、この小さく折りたたんだミニオリコンをレールげつなげて大きな面にして、ええと人の身長より高くして4方と床を接続できるようにしました。特殊なレールを使うんですけど、これでできるものは、仮設の小屋なんですけど、仮眠や宿泊、休憩所や食堂などに使えるように現在屋根の設計をやってます。思い付いたのは、大震災の時の仮眠施設や緊急居住場所が無いというニュースがヒントになりました。強化プラスティックを使ってるのと間に断熱材も仕込めるので、ダンボール製より雨風雪や台風や洪水の時にも役に立つかなと思って考えたものです。普段は輸送用コンテナとしてスーパーや工場で使えるので、緊急施設として準備する必要がないんで非常時対策として使ってもらえたらと考えてます。問題は資金繰りと販売方法です。以上です。よろしくお願いします」 「まず、野球小僧さんへの質問から意見交換を始めます。どなたか質問があれば合図して下さい?」 「さっそくありました。ニックネームを名乗って簡単に質問内容をお話下さい」 「えーータカノツメと言います。質問は、販売が問題とおっしゃってましたが、現在のオリコン販売ルートで上手くいかない理由があれば、差し障りない程度で答えて下さい?」 「問題は、セット販売なんですね。最低限の建物を作るのには80個のミニオリコンが必要なんです。滞在人数は大人2人くらいなんで、ゆったりスペースものだとその倍160個は入ります。でも、災害時にはもっと多くの人になることは誰もが想像出来ますね。そうなると、2000、3000個という単位のセットになります。テントやダンボール住宅も代替品になりますが、これらは他に使い道がないので保管するだけで維持費がかさんできます。ここまではわかって頂けると思いますが、個別のスーパーや小売店で千の単位のオリコンは多すぎるんですね、ここが最初の問題です。取り扱い先からも、答えはノーでした。そこで、地域単位でまとめてもらおうとしましたが、これは半ばオリコンの独占化になるので、心ある同業者からも反対されてます。今は、開発費も計上してないし、融資も受けられない状態で棚上げです」 「ありがとうございました。大変解り易いご説明でした。理解出来ました?タカノツメさん?・・・OKだそうです。次の質問に移ります。質問がある方は?・・・結構増えましたね~・・・では、右の奥のピンクのリボンの方、質問をどうぞ」 「ありがとうございます。私は、ケロケロです。あのーミニオリコンの製造組立をライセンスにして利益を分配する方法をあらかじめ用意して、ライバル企業に協力をお願いするというのはどうなんですか?」 「ありがとうございます。お若いのに大胆で斬新なアイデアですね。何か解決策の匂いもしますが、野球小僧さんどうでしょう?」 「え~~と、答えに困ってますけど、今のところそのようなアイデアは出てませんし、検討もしてませんので答えが難しいんですが、可能性はゼロではないと思います。さっき言った通り、手作りで試作品を作ったので製造工程や加工機材の開発費、施工費など目安になる金額が無いんですね。だから、製造機器も作ってくれ、組立加工もやってくれ、お金も出してくれ、ライセンス収入はもらうよとなりますが、これを受け入れてくれる会社があるかどうか難しいところじゃないでしょうか?」
「みなさん、ありがとうございました。ケースAの野球小僧さんのミニオリコンの質問を終了します。最初から暑い意見が交わされていてみなさんの関心の高さが伺えます。この意見交換は、続きをサイト上で掲載することにしていますが、詳しい内容はまだ決まっていません。この場にいらっしゃってる方で、ドタバタ交習会のオンライン版を作ってみたいと思う方は、別室に受付を用意していますのでサインして下さい。ボランティアでなくスタッフとして支払いが行われます。支払額や仕事内容はオンライン投票で決まることになります。では、次の事業者の方にマイクを譲ります。ケースB、魔神ガンさん、トラックの通信連結受注システムについてです。どうぞ!」
﷯「魔神ガンです。付け足すことは、開発にコストをかけずシステム自体を商売にするのでなく、あくまでも本業の輸送業をステップアップするビジネスにしたいということです。機材はスマートフォンでなく携帯電話を想定してます。理由は、ウチの会社の運転手兼システム開発者の意見なんです。少なくとも私に分かる範囲で言えば、運転手のほぼ全員が携帯電話ユーザーで、スマートフォンユーザーは今のとこいません。この理由は簡単で、片手操作できるからです。両手を使って画面スクロールすると事故の元なので、当社でも使用禁止にしてます。開発者君が言うには、アメリカでは若年層スマホユーザーの自動車死亡事故が急増しているという話です。次に、事業プランについては、道の駅への往復運送を依頼されたのがきっかけなんです。 その仕事は、港の海産販売所に休日野菜市場というのがあって、ここから野菜販売用ケースを道の駅まで海産物と一緒に運んで、ケースに野菜を仕入れて依頼先市場に引き渡すという仕事でした。まだまだいろんな事例があるんですが、これはいけるかもしれないと狙ってるのは、検討されている作品販売ビジネスの地方拠点ビジネスです。開設された時のビジネス用に、全国規模で機能できる提携会社を増やして連携して仕事は出来ないかと画策しているのが本音です。ただし、受注システムの開発は機種にかかわらずシステム設計は必要らしいので、この分野で収益になるかどうか試しているところです」 「興味ある発言ですね。まだ出来てないビジネスの先を見越した掘り起こしをしていらっしゃるとは、驚きです。さて、この魔神ガンさんへの質問はありますか?・・3名ですね、ではこちらの年配の方どうぞ」 「初めまして、ガンオヤジです。癌を患ってますけど順調に回復しています。質問は、地方拠点で実施するビジネスですが、うちも運送関連なんですけど、ぶっちゃけてどこで儲かるのか伺えますか?納得出来れば仲間に入れてもらいたいと思いまして・・・いいですか?」 「どうでしょう?手の内をバラしますか?」 「はい、手の内なんて秘密はありませんよ~。さっき行った道の駅にヒントがありまして、商材は野菜です。生鮮品なんでストックが効きません。ですから、速さが勝負なんで運送業の得意分野です。それに、地元であることが重要ですね。ビジネスシミュレーションのお披露目市場というでは詳しい説明が無かったんですけど、御用聞き宅配と産地間輸送便を使えないかと思ってます。野菜の出来具合や取り込み時間などをGPS携帯電話で情報提供するというかんじです。これは、道の駅でいくつかの問題にぶつかってわかったことが大きんですが、この発想もさっきの野球小僧さんとダブってて、震災での産地間輸送が大打撃を受けて物資補給が大変だったことが一番の理由です。台風や日照り、冷夏、暖冬での野菜の出来不出来は毎年必ずどこかで起こってます。非常時を前提にしたネットワーク生鮮食品輸送というのが実現できれば、スゴイぞと社内だけで盛り上がってます。今現状では、大型スーパーや量販店全盛時代なので我々弱小輸送業者は用なしなんですけど、これからは連携による横のつながりで日本国中の現在情報を共有出来れば、きっと役に立つビジネスにつながると思うんですよ。すいません、素人なもんで説明ダーメなんです」 「いーえいえ、大変説得力のあるいいプレゼンテーションでした。ガンオヤジさんいいでしょうか?」 「はい、いいです。後ほど名刺交換、お願いします」 「次の質問に移ります、どなたかいらっしゃいますか?」 「はい、一番後ろの眼鏡の青年の方どうそ」 「はい、すみません、大学生です。ニックネームはシンヤといいます。ボクはプログラマーなんですけど、分かる範囲でいいんですが、そちらの社内で盛り上がってるかも知れないダッチメントについて教えて下さい。今でも運転中の携帯電話使用は交通法で禁止されてますよね、貴社で想定されているビジネスで使うダッチメントはどんなものか興味があるんですが、わかりますか?」 「どうでしょう?雰囲気だけでもお伝え頂ければ?」 「いえいえ、詳しく知ってますよ。何しろ素人が理解できないとか使えないものは意味ないとウチの開発者君が言ってましたから。まず聞かれたのは、ケータイを普段どこに入れて持ち歩くか?ですね。私は胸ポケットか右の上着のポケットなんですが、まずは大きさからでしたね、それと、生きてるかどうかをどう知らせるかです。通話しないで、相手に自分が生きてることを知らせること、これはこの震災で運転手以外の人も直ぐにわかると思いますが、運転手の場合事故に遭う確率が高いんでもー必須なんですけど。いろいろあるんですけど、通話ボタンとか文字入力なんか極力減らすことが肝心だって言ってたんですけど、賛成ですね。彼は、ゲームみたいに買ったその時から使えるものを目指さないとダメだって言ってましたね。もう一つ、質問にない回答ですけど開発機種は1種類に絞ったらダメだとも、複数の試作をして操作の感じをつかむ、でで、3dプリンターってのがあって、これで立体の試作品をいくつも作るれるから金型起こさなくてもいいとか、世の中便利になりましたねぇ~。答えになってないですね。ご質問のどんなもんかという答えは、量産する前に試作品にネット投票してもらって、できれば予約前払いとか、そ~いうのってやってみたいスよね、と言ってました。以上です」 「どうも、有難うございました。この場で3dプリンターの話が出るとは予想もしてなかったですね」 「では前半最後の事業案件です。ケースCのピカタさん。事業は海産物加工業です。海草の真空パック加工について、お願いします」
「どうも、有難うございました。この場で3dプリンターの話が出るとは予想もしてなかったですね」 「では前半最後の事業案件です。ケースCのピカタさん。事業は海産物加工業です。海草の真空パック加工について、お願いします」
﷯「どうも、よろしくお願いします。ピカタと言います。海草のビジネスを考えたきっかけなんですけど、どんな海草も栄養がたくさん含まれてますが、口触りがいいものが少ないんです、苦いとか固いとか含めるとほとんど普通の人の口には適さない食材です。それに、養殖してても他の海草がくっついて仕分けに人手がいるんですね。まだ試行錯誤なんですけど、冗談からでた話で、一挙にこれ全部食えないもんかな~という悲しい叫びから生まれました。苦労話は別の機会にして、作り方は取ってきたごちゃ混ぜ海草を刻み機で細かくして、熱処理すると粘りがでます。これに、ある触媒を使って少し固めにして口当たりを良くすることに成功したんです。これをパックして商品化するんですけど、今のところ海草ハンバーグや海草サラダ、海草スープ、海草卵とじ、まだまだありますが、関係者の家庭からは嬉しい反響が聞こえてきてます。よろしくお願いします」 「今日はサンプル無いんですよね~はい、・・では、質問を・・では、・・通路中程の彼、そうです、どうぞ~」 「ハッキネンと言います。質問は、販売商品を完成食品でなく加工用食材にした訳を教えていただきたいんですけど、完成食品の方が購入者が手間を掛けずに食べれるし子供にも火を使わせないんでいいかと思ったんですが、どうですか?」 「えーー、最初はハッキネンさんのいう方法で考えてました。で、親戚のおばあちゃんが味付けにこだわる人で、いろいろ作って味比べを重ねては見たんですけど、たまたま別の人が自宅で真空パックして冷凍して、それを急場しのぎに2品3品作ったところ家族でおお受けだったそうで、作ったのはカレーとうどんらしいんですけど・・そういうことで、ハッキネンさんの言うとおり完成品の方が高い値付けができてアピールしやすいことは否定しませんが、何となく主婦連合に従うことにしました」 「はい、話は尽きませんが次の質問に移ります。ご質問ある方?では、こちらのお子様連れの女性の方」 「すみません、もうおばさんなんですけど天使のささやきと言います。栄養士やってます。すごく興味ある事業だと思います。栄養に関してどのくらい調べてますか?宣伝に使えるほど具体的なデータはあるんでしょうか?よかったら手伝いたいな~と思って?」 「はあーーあり・が・とうございます。いや~嬉しいすね。データはあることはあるんです。初期段階で健康被害を調べようと思って、民間の食品センターと県の食品調査機関、それと大学の農学部でそれぞれ有料で資料を作ってもらったんです。その結果を見てスタートするかどうか決めようと思ったんですが、大丈夫でした。毒性とか健康に悪影響はないというのが回答だったんですが、正直いうと、成分比較表や健康効果なんかはそのうち調べようと思って保留にしてあるんです。やって・・ない、ですね、まだ。ですから協力していただくことは大変助かります。全員作ることに全力を傾けてきたので、まだデスクワーク無いです。後ほど、ゆっくり・・ということで」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「皆さんお疲れ様でした。ここで少々休憩タイムとします。約15分くらいで次の3人の方の話を始めたいと思います」 「ちょっと休憩の間を利用してステージの両サイドで控えてらしゃいます方々を紹介します。最後に詳しく紹介して必要に応じて発言をお願いします。 今、それぞれの方の臨時ニックネームが決まったそうなので、名前だけでも紹介して皆様方にも和んで頂こうかと思っています」 「全部で10名の方をお招きしてます。この方々はステージ市場の不正式メンバーです。全員今から進める予定の作品販売ビジネスの参加を表明していらしゃいます。それで、このドタバタ交習会のことをお知らせしてあくまでも自主的にノーギャラで参加して頂きました。・・・・・・・いいでしょうか? では、向かって右のステージサイドに左から、 元音楽プロデューサー現在機械工学技術会社勤務、ニックネームはテツ、48才。 次の方は元テレビカメラマン現在写真家、ライオネルさん、65才。 次の方は、元脚本家元マーケティング専門家現在フリーランスの菜園コーディネーター、マッケイさん61才。 次は元ゲームデザイナー現在自動車修理工場勤務、ライデンさん、51才。 次の方は元作詩家現在司法書士事務所勤務、シオンさん女性です、50才。 次は元レコード会社ディレクター現在テレビ広告勤務、コーキさん、58才。 次の方は元ピアニストと作曲家現在教師兼上場企業非常勤取締役、ガーランドさん64才。 次の方は、元小説家現在地方新聞社勤務、ラスボスさん、46才。 今後は向かって左側に移ります。 左から、ソウセッキさん、元システムエンジニア現在アプリ開発プロデューサー、55才。 次に、クラッケンさん、元音楽アーティストマネージャー現在気象予報会社勤務、52才。 以上の方々です。ここにいらっしゃる皆さんはなかなかの経歴の持ち主で、作家として今からどんな活躍を見せてもらえるのか非常に楽しみです。 あと10分で次の事業案件のプレゼンテーターの紹介を始めます。しばらくご歓談してお過ごしください。
「そろそろ皆さんお集まりのようなので、始めます。早速ですがまずは、事業メモの読み上げからスタートします。 まず、残るお3方に記入していただいたメモの紹介から始めます。 ケースDのミギーさんからです、事業はごみ処理業。資本金6200万円。創業は1953年。行政指定のゴミ回収処理業務、具体的にはレアアースや貴金属の仕分け作業と生ゴミからのバイオマス発電。問題点は、(急に売上を伸ばし始めた)バイオマス発電の施設拡大や売電システムの技術改良などの人材確保と融資、です。 ケースEはメークアップ関連ビジネスです。資本金は100万円。創業は2012年。社長のバイオレットさん。従業員1人で総勢2人のNPO法人。契約メークアップアーティストは28名。契約施設は44箇所。事業は出張メークアップ。 問題点は、出張メークアップで依頼される結婚式ヘアー・メイクや着付け、パーティー衣装のコーディネートなどがメイン業務以上になり、電話やメールでの仕事継続ができなくなったので、事業コンサルタントやシステムプログラムなど未体験業務が足かせとなりつつある。 最後はケースF、テンガロンさん。事業は技術者就業マッチングビジネス。事業は計画中、現在、就職斡旋会社に勤務。 事業案は、オンラインサイトで一般職以外の専門職とその人材を求める企業とのマッチングビジネス。 問題点は、履歴書や業務経歴書に変わる新しい書式フォームを作成して定着させたい。それで無料配布し、登録者用サーバーの運用で利益をあげる構造にしたので収益見込みまでの時期が不明。 次に前回と同様に追加コメントに移ります、お3方に登場頂して下さーい。最初はケースDの方はミギーさん?ですね。 寄生獣ですか?当たりですね。では、お願いします」
﷯「博士もマンガ通ですねぇ。頼もしい!!ミギーです。事業は別会社として始める予定です。償却資産や自社不動産の担保などの理由で、人手のかかる現在の事業は継続し人員の雇用を維持します。 バイオマス発電は、自動化を予定していて、ある程度の広さで什器が設置できますので、国をあげて発電振興の中なので多分融資も技術もなんとかなると思ってます。でも、簡易ミニ装置での実験結果ではシステム上、生ゴミの中に不純物が入りやすく熱化効率が悪くなることが判明しています。この改善のために家庭生ゴミの新しい回収方法を検討中で、生ゴミの買い取りを考えています。契約性で安定的に回収して、不燃物禁止条件とか付けて協力してもらい、予定では提供者に売電の収益還元を実施できると考えてます。問題点は、契約エリア内に発電施設を設置しますが、普通車1台分のスペースが必要です。この設備費用と設置場所賃貸契約に頭を抱えています。 今の方向ではコンビニ敷地内に売電還元支払いを前提に設置をお願いしているのですが、交渉が素人には重荷になっている状態です。よろしくお願いします」 「有難うございました。ミギーさんの大変社会性に富んだビジネスに質問はあるでしょうか?おーーー驚いちゃいますね!こんなに沢山の人ですか、では・・・・真ん中の男性、どうぞ」 「はい、私はニックネームを又五郎といいます。司法書士ですがコンサルタントもしてます。私としてはミギーさんのビジネスがとても理解しやすいのですが、投資回収期間をどのくらいにしているのか?と、コンビニへのプレゼンの目玉などがあれば教えて下さい」 「はい、ありがとうございます。回収資金の目処は1台分当たり大体4年前後です。細かい計算式とケーススタディがありますが、最悪でも6年、最短だと2年です。各機器の稼動状態にもよりますが、この範囲であればコンビニの場合特に自主営業の場合信用性が高いと言われています。 ボクは営業には向いてないので最初は変な押し売りかと思われて散々な目に会いましたが、営業が30軒を超えた頃たまたま人のいい店長に巡り会いまして、お客様還元、をサービスにして生ゴミ回収すると面白いのでは、とアドバイスを頂き現在も相談中なんです。生ゴミの自動乾燥時間を10時間としていますので、夜と朝生ゴミを出すと都合がいいんで、例えば、直接生ゴミ投函機に入れてもらって、料金引換券が領収書のよう印字する仕掛けをで10円から100円とかで手間賃を商品券でお渡しするとか、幾つかアイデアが出始めたところです」 「又五郎さん、いいですか?」 「はーい、もしも、機器を量産化して常設できるようにメーカーと交渉して大きな流れを作るといいかと考えてましたが、なかなか良くお考えだと思います。ありがとうございます」 「はい、では次の質問ありますでしょうか?・・でーは、こちらのあ母さん?どうぞ」 「はい、すみません、淀君(ヨドギミ)と言います。恐れ入ります。わたくし、2つ程疑問というかお話したい事があります。まず、最初は、毎日のように生ゴミを出す立場なので気がかりなんですけど、コンビニとか駐車場もありだし駅なんかもいいと思うんですけど、多分朝は生ゴミが山のようになるほど一挙に集まることになりますね。ゴミ置き場を見ればわかりますけど、毎日大変な量ですね。ですから、多分機械の処理が間に合わないので、そこら中に置いていってしまわれるんじゃないかと心配になっています。もう1つは、1人または1家族が1回で出せる制限なんかあるんでしょうか?多い人は30kgのゴミ袋でも足りない程ですし・・・こんな間の抜けた質問でもよろしいんでしょうか?」 「どうぞ」 「いえいえ、大丈夫ですよ、お答えします。奥さん、いえ淀君さま、のご指摘通り機械の処理ではいろいろアイデアが出ているところなので、有難い質問です。先ほど言った自動乾燥機は混雑解消も狙ってまして、基本は小さなベルトコンベアが突き出た放り込み口の下に設置されて中で順に乾燥されます。 この入口が大きさ制限の役目を持ってます。だから、この中に入る大きさですよ、と言ってますからそれを無視すると周りの人からヒンシュクをかうことになります。日本人のマナーは天下一品です。自主的に良い流れになると信じてます。それ以外はコンビニや設置される方のアイデアにお任せしようと思います。それと、コンビニ1店舗でも稼働し始めると、マスコミネタになってくれるかなと期待してます。となれば、先方から声を掛けて設置を申出てもらえるかもしれないな、とちょっと安易ですけど」
「どうも、ありがとうございます。結構皆さん熱心に参加されて熱い思いを感じられた方もいらしゃるのではないかと思います。させ、次のコメントはケースE、バイオレットさんメイクアップの出張ですね、どうぞ」
﷯「初めまして、バイオレットと申します。なすの色でおたんこナスとも言われてます。よろしくお願いします。はっきり言ってこのまま続けられるかどうか心配な状態なんです。メモにも書きましたが、お金の問題とスタッフ、一番大きな問題はコンピュータのシステムでこれはもうお手上げです。ここにおいでの皆様の中から、手伝ってやろうかなといってくださることを期待してこの場に立ってます。事業はまだ始めたばかりです。以前からメークアップ教室を開いてたり、出張メークアップやデパートや専門店、美容院などで教えることをメインに個人事業でホゾボソとやってきました。1人頼もしい助手がいまして唯一の社員さんです。 主に知り合いの美容院に声を掛けてスタートできたんですが、今は美容院のつながりで東海近畿を中心に30数カ所と老人ホームで10数カ所なんですが、実は仕事が結婚式ヘアー・メイクや着付け、パーティー衣装のコーディネートなどがメイン業務以上になりつつあって収拾がつかなくなってます。どういうことかと言うと、美容院の方が中心になって出張仕事を増そうとしてらっしゃいます。お客さんが、一時のバブルの時のような派手さも無くなって、若い人より年配者が多くなってるそうです。同時に、そういった年配の方々が資金援助して、親戚の結婚式や孫達のパーティーや冠婚葬祭に費用を捻出しているらしいんです、数は多くは無いんですけど60歳を過ぎても信じられないくらい若々しい女性の方が増えてます。老人ホームの方も、こうした若い年配者が支援して下さって、NPOという肌感覚でお付き合いさせていただいてます。以上です。どうぞよろしくお願いします」 「さて、こちらのバイオレットさんへの質問はありますか?・・・ありますね、ほとんど女性の方です。では、そちらピンクのジャケットの人どうぞ」 「はい、わたしシーギャルと言います。多分バイオレットさんとは同年代だと思うんですけど、40代の自称プログラマーです。見ての通りあまりメークアップ得意じゃないんですが、システムはなんとか行けます。それで、最終的にシステムでどんなことが実現出来ればいいのか教えていただきたいんですけど、もしかしたらお役に立てるかも知れないと思いまして?」 「何と、ここは次第にビジネスの出会いの場になってきたような感じがありますが、バイオレットさんイメージできますか?」 「はい、イメージはできてます。具体的な話から始めますと、日々の業務でまずスケジュール調整が必要です。知りたい項目も箇条書きにしてあります。例えば、スタッフの勤務可能時間や日付の予定表と、受注用のスケジュール表がシステムでつながって、誰が空いてるか一目でわかるようにしたり、仕事はある程手入力済みの内容表で選択可能にして、えーとえーと責任者名、プロジェクト名、場所、アクセス方法、連絡先、時間、対応人数、施設詳細、仕事項目、単価、総額、支払い方法・・この表もメインスケジュール表にクリック選択して挿入、リンクですか?できるようにする。これがおおまかなイメージですけど、これに対応する表としては、スタッフの報告書式、ツイッター用表示項目、無料のビデオ会議やラインやスカイプなどの1対1通信環境も是非組込みたいと思ってます。実は、無料有料を問わずコミュニケーションネット環境はかなり試してみたんですけど、満足できるものがないんです。スマホ環境のラインも捨てがたいんですけど、スマホを持ちたくない人もスタッフに多くいて強制するわけにもいかないので、もっか端末の統一が最大の難関です。願わくば、ダッチメントが早く実現してもらえると、機器の付け替えで全員環境が揃うことになるので便利だな~と、期待してます。それと、シーギャルさん、後ほど詳しいお話を、よろしいです?」 「はい、また商談がまとまりそうで、ビジネスカンファレンスみたいになってきました~。多分アーティストの方々のお話は、もっとビジネスに近づくと思いますヨ。質問に進みます。ありますか?・・・でーは男性の方で・・そちらのスーツの方どうぞ」 「ありがとうございます。ニックネームはマルクスです。ニュースで見ただけなんですが、震災の被害者の方や避難先の女性などメークアップの余裕が無い人も多いと聞いてます。東北の方へサービスを拡げる予定はあるんでしょうか?」 「ええ・・実は・・始めたきっかけはマルクスさんのご指摘の震災なんです。被災地でお手伝いをしようと思い立ったんですが、上手くいかなかったんです。仙台で交通手段が混乱してたりボランティアの方との連絡が不通になったり、つまずいた一番の理由は現地コーディネーターがいない点でした。現在のように美容室や老人介護施設などが現地で被害にあってるので、それなりの体制を作ってからでないとだめだなと思って、まずは自分のスタッフを拡げてからだと方向を変えたんです。でも必ず実現させて、ずーっと続けられるシステムで運用出来ればいいな~と思ってます」
「ありがとうございます。このやり取りには男性より女性の方の方が理解が早い実例ですね。男性は言葉ではわかっててもメークをしたことがないのでイマイチピンと来ないのが残念です。さて、会場も意見交換が交わされる中でかなり一体化してきてるようですが、最後の方の登場を残すのみとなってしまいました。 ケースF、テンガロンさん登場して下さい。事業は技術者就業マッチングビジネス。付け加えるコメントをお願いします」
﷯「ご紹介のテンガロンです。現在は事業計画作成中で目標はあと数ヶ月での完成です。実は事業を始めるには問題がありまして、計画の中心になる業績予測がまだちゃんとイメージできないので先に進めない状態になってます。この交習会に応募したのはこの打開策が見つかるきっかけになればと思ったからです。事業は、現職の延長線にあたる雇用支援ビジネスです。仕事の中で少しづつアイデアが出てビジネスの形にこぎつけました。当然、アイデア書を自社上層部に提案して事業化を試みてみたんですが、やはり収益のところが説明不足と指摘されて保留になってます。意見としては概ね良好な反応をしてもらっているので内心ホットしてるんですけど、解決は簡単ではありません。具体的に事業を最短で説明します。 オンラインサイトでのマッチングビジネスです。他の求人ビジネスとの違いは、履歴書や業務経歴書に変わる新しい書式フォームとして、第三者に介在してもらう部分です。他社もオリジナリティを持たせた便利な方法を模索していますが、私が考えたオンライン書式は、技術者の方が入社した時から付ける日記のようなイメージを想定しています。この人は入社後会社でどんなことを業務にしてきたかがそのまま経歴化されます。そして自己評価を含めて、会社業種別に記載項目を選択できる仕組みにしてます。会社にとっては業務報告書の一環として活用できるようにします。仕事の成果だけでなく、失敗事例、取り組み方法、目標時期など50項目以上揃えてあります。公開については、社内用と社外用、これは再就職用も含めて、会社側で非公開項目を決めてもらいます。特徴は、普段の仕事への姿勢や人間性、トラブル処理や表現力、説明力、交渉力などこれも40パターンから選択出来ます。ここでの目的は、評価する人を拡げて、当人と同じセクションまたはプロジェクトメンバー、当然、直属の上司、部門上司、管理上司などとし、時には外部関係者の評価も可能とします。各評価は8段階、良し4段階イマイチ4段階とコメントの記載または選択ができます。手間を少なくするため、選択のみで2分以内の書込終了を目指しています。 モチベーションとして狙ったものは、社内に公表されるので本気になって取り組む姿勢が強要されることです。ポーズや仕事のふりでは悪い評価になるため、半端な仕事は許されなくなる反面、失敗しても内容や姿勢に問題が無ければ同僚からの良い評価を得られる場合もあるので仕事にやりがいを持てます、さらに会社側にとっては管理することが簡単になります。別な言い方をすれば仕事の量から質へという変化です。点数や金額で人を評価する事が年功主義から能力主義へ、 能力主義から成果主義への大きな流れとなってきました。評価を数字だけに固執すると悪い評価は更に悪く受け取られ、仕事の質の低下や退社という望んでない方向に向かいがちで人の可能性を否定することにもつながります。履歴書としても使用できるシステムは、会社には場合によって社外に秘密が漏れたり、評価が良くデキる社員の退社が増える恐れにつながります。秘密の漏洩はコンプライアンス(規律順守・守秘義務契約)で片付きます。成果を出した社員が退社するのは履歴書のせいでは無く、会社の対応に問題があるからではないでしょうか? もし、評価に感謝の気持ちや喜び合う仲間のコメントがあれば読む人の心を熱くして、モチベーションが上がることはあっても退社に追いやるものではないと考えています。この評価表は人を蹴落とすたものものでなく下駄を履かせてみんなで持ち上げる神輿(みこし)の役目を持たせたいと思ってます。すいません長くなってます。問題点は、販売価格です。年間管理費として今の段階で、社員1人あたり保守、保管、改良、変更処理などの基本機能で1000円が妥当な線かと考えてます。100人の中小企業で年間10万円、1000人で100万円、1万人で1000万円としていますが比較数値として、評価専門職または兼務職の人件費に年間10万円で100人カバーすることは実現性が乏しいため、システムとして組込むことへの優勢材料になるかと思っています。日本では中小企業が全企業数の99.7%約430万社、全従業員数の71.0%約2800万人が働いています。この1パーセントの会社から受注すると社員数28万人で受注額は年間2億8千万円となります。この契約数が妥当なのかどうか単価が適正なのか、開発費用、運用費用には十分なのかが現在不明です。何の根拠もないので、リーズナブルな計算理由と営業方法を考案中です。以上です。よろしくお願いします」 「有難うございました。さて質問に移ります。どなたかご質問ありますか?はい、奥の通路側の女性の方どうぞ」 「ご指名ありがとうございます。ビアンデゥと言います。わたしの質問は、前の会社で嫌な事があったのでテンガロンさんが、私みたいに困ってる人を何とかしてくれないかなぁというお願いなんです。前の会社では外回りの営業やってたんです。社員構成は大まかに言うと大半が営業ウーマンで、マネージャと経理と専務、社長という100名以下の会社です。外出が多いので勤務評価は成約率でほぼ決まってしまいます。いくら努力しても報われない典型的な成果主義です。この会社を変えたいとは思ってないんです。そういう会社なんで就職の失敗と言い切ってしまえるんですけど、私が言いたいのは、特に女性は製造業よりサービス系の仕事が多いんです。接客や営業、顧客個別対応などの仕事は同僚とチームを組むことは少ないんです。だから、誰かが評価してくれたり認めてくれたりする機会が少ないんですね。だから、テンガロンさんの発想は多分技術系製造業向けじゃないかなとは思いますが、何とかこのシステムをサービス産業の企業も採用できるように改良できないんでしょうか?無理なお願いやら質問ですみません。よろしくお願いいたします」 「お答え出来ますか?」 「はい、ご質問ありがとうございます。確かに技術系を狙ったもので、今のとこサービス系についてはまとめきれて無いのが現状です。答えは以上なんですけど、付け加えてまとめ切れなかった訳を説明します。営業や接客業務は、成約やお買い上げなどわかりやすい売上数値がデータで示されるのではっきりと誰にでも判断出来ます。加えて成果を出すための努力が無駄なものか有効なものかは結果次第で180度違ってきます。つまり、いくら補足データを使っても評価は成果金額で決定的となるので、システム化しにくい、これが1点目、2点目は達成金額の理由や材料は個人パワーに依存することが多く、あまり公表したくない本人独特の接客テクニックに頼らざるを得ません。なので、会社としても他の人にデキる人のテクニックを伝授しても上手くいかないことも多いそうです。 言葉や営業スタイルで結果につながるので、誰もができるというわけではないようです。しかし、これでは給与に差をつけたり、販売テクニックを隠したりと職場が居心地の悪いギスギスした環境になります。ビアンデゥ?さんはこの部分を何とかしたいと言ってらっしゃるんだろうと思います? うなずいてらっしゃいます。私がまとめ切れないと言った理由は、これらの解決策に多分つながるものです。まず、個人ワークをチームワークに切り替える、こうすると全体の売上が増えることにつながります。次に上手くいかない人の弱点をさらけ出す、これは新人教育やスランプ社員に効果があります。デキる販売員のノウハウ伝授公表では成果が良かろうが悪かろうがチャレンジポイントとかネーミングして評価加算できるシステムにする。まだ、気づいた点はあるんですが、これをまとめてシステムにするのが難しくて実体験しないとわからない部分があるんです。今はここまでしかやってませんので、乞うご期待ということで回答になりますか?」 「有難うございました。どうでしょう、ご質問ありますか?はい、そちらの男性の方どうぞ」 「すみませんです。赤胴と言います、赤胴鈴之助です。仕事で東南アジア勤務を経験したことがありまして、日系企業では現地採用の社員さん評価に当初戸惑ったことがありました、かといってその後順調とも言い切れない苦い思い出があります。このシステムを是非アジア進出の日系企業に提案して採用を図ってみてはと思った次第なんです。オンラインであれば日本本社からも状況が把握しやすいので、僕の取引先のベトナム進出予定企業に紹介したいと思いますがどうでしょう?」 「テンガロンさん?」 「是非お願いします。共同開発という目的であれば、当社も腰を上げやすいかと思います。たいへんありがとうございます。後ほどよろしくお願いします」
「またまた、好意的な申し出がありました。こーしてるうちに6名全員の事業プラン「地域経営者と考える収益アップ解決策」の発表が終了しました。ここでは、総括はいたしませんので皆さんそれぞれで感想をまとめてください。 先程もお伝えしたとおり、この意見交換は、続きをサイト上で掲載することにしていますが、詳しい内容はまだ決まっていません。この場にいらっしゃってる方で、ドタバタ交習会のオンライン版を作ってみたいと思う方は、別室に受付を用意しています。支払額や仕事内容はオンライン投票で決まり、スタッフとして支払いが行われます。 それでは、長丁場になりますので、20分ほど休憩をはさみます。アーティストの方々のトークショー?を用意します。ここまで、ありがとうございました」
「ちょっと休憩の間を利用してステージの両サイドで控えてらしゃいます方々を紹介します。最後に詳しく紹介して必要に応じて発言をお願いします。今、それぞれの方の臨時ニックネームが決まったそうなので、名前だけでも紹介して皆様方にも和んで頂こうかと思っています」 「全部で10名の方をお招きしてます。この方々はステージ市場の不正式メンバーです。全員今から進める予定の作品販売ビジネスの参加を表明していらしゃいます。それで、このドタバタ交習会のことをお知らせしてあくまでも自主的にノーギャラで参加して頂きました。 ・・・・・・・いいでしょうか? では、向かって右のステージサイドに左から、 元音楽プロデューサー現在機械工学技術会社勤務、ニックネームはテツ、48才。 次の方は元テレビカメラマン現在写真家、ライオネルさん、65才。 次の方は、元脚本家元マーケティング専門家現在フリーランスの菜園コーディネーター、マッケイさん61才。 次は元ゲームデザイナー現在自動車修理工場勤務、ライデンさん、51才。 次の方は元作詩家現在司法書士事務所勤務、シオンさん女性です、50才。 次は元レコード会社ディレクター現在テレビ広告勤務、コーキさん、58才。 次の方は元ピアニストと作曲家現在教師兼上場企業非常勤取締役、ガーランドさん64才。 次の方は、元小説家現在地方新聞社勤務、ラスボスさん、46才。 今後は向かって左側に移ります。 左から、ソウセッキさん、元システムエンジニア現在アプリ開発プロデューサー、55才。 次に、クラッケンさん、元音楽アーティストマネージャー現在気象予報会社勤務、52才。 以上の方々です。ここにいらっしゃる皆さんはなかなかの経歴の持ち主で、作家として今からどんな活躍を見せてもらえるのか非常に楽しみです。 あと10分で次の事業案件のプレゼンテーターの紹介を始めます。しばらくご歓談してお過ごしください。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「たいへんお待たせいたしました。第二部に進みます。アーティストの皆さん出番です。 1ベル抜きの本ベルです。 一言付け加えますと、こちらに来ていただいた方だけでなく元プロフェッショナルの作家陣の方はかなりの人数に登ります。みなさん作品販売ビジネスで再挑戦なさる方ですが、何をどうするかをお尋ねするのは今日この場での話が初めてです。前置き抜きでさっそくご意見をお伺いしたいと思います。最初は、元音楽プロデューサーのテツさん、お願いします」
「テツです。昔作曲や音楽プロデューサーで飯を食ってました。30以上前の短い期間でしたが。ジャンルは様々で、フォーク系からスタートしてロック系や演歌やテレビのBGMなどで、最後にはCMミュージックもやりました。現在私は音響エンジニアでスピーカーやアンプ、スタジオの音響などのメーカーの開発部にいます。音楽プロデューサーと聞くと何かカッコ良さそうに思われがちですが、結構かっこ悪い職業だったかも、と今では思います。 プロデューサーは音楽でも映画でも基本は制作予算を仕切る人です。中にはお金を用立てて来る人もいますが、この人たちは本格的なビジネスマンでプロデュース印税や原盤印税を何パーセントもらいますよ、という前提で販売会社と交渉します。販売権契約の相手は全国販売網を持つレコード会社です」 「その場合は、制作はまるごとアーティストとプロデューサーで仕上げることになります。ある程度の数のCDが確実に売れるアーティストでないと成立はしません。レコード会社と契約してあげるのであって、してもらう立場ではありませんから、力関係が逆転してるというカタチですが、サザンやユーミン、ミスチルなどが売れ始めてからは、業界の代表的なビジネスモデルとして定着しています。その他のアーティストの大半はすべて発売日、制作予算、宣伝費などが決定してるような、レコード会社が自ら制作出資するアーティストです。この分野が私の主なプロデュース領域でした。こちらは売れ行きに関係なく1回ポッキリその場限り契約ですから、この金額でOKするかどうかです。用途は何でも屋さんです。作曲もやれば作詞も、編曲、ギター、キーボード、ベースなど足りない音や急遽変更箇所の差し替えなど、時間と金の節約になってたので、裏方さんなんですがギャラには満足してました」 「名前が売れてるプロデューサーは、料金が高くて楽なのでとっても羨ましかったですねぇ。この仕事では、プロデューサーのギャラはレコード会社の宣伝費扱いです。演歌や歌謡曲では普通プロデューサーは、レコード会社の制作部長名か社長名になります。制作費を出資して原盤制作印税を受け取る責任者という名目です。プロデューサーの仕事もいろいろあって、ビジネス志向の場合は音楽内容というより仕掛け作りがメインになります。雑誌やテレビに取り上げられるような仕掛けです。極端な例がAKBやおニャン子クラブです。歌より仕掛けであることは皆さんの方がご存知だと思います。 アメリカではビートルズが登場して10数年は仕掛けよりは音楽一筋、如何にクリエーティブであるかが問われる音楽全盛時代でした。ギターの音色も弾き方もテクニックもすべてが新しく魅力的でした。コーラスもブラス楽器もピアノ・ソロも、それぞれ新しいロックの色彩から見直された作品や演奏家が登場した輝かしい時代でした。私もこの影響をまともに食らった一人です」
「仕掛けは時代の要請だったと思います。クリエーティブだけでは売れなくなったための仕掛けです。仕掛けの大御所がミュージック・ビデオMTVとマイケル・ジャクソン、と言われています。音楽ビジネスが大きく変わり、サウンドからビジュアル系に大きくシフトして新しいヒットの流れができて現在に続いています。長々とプロデューサーの仕事を話してしまってヘキヘキしていらっしゃるかと思いますので。自分のこれからの作品制作の姿勢を一言言って終わりにします」 「'Song 311'や新しいCMを考えてえて、自分ができること、やってみたいことはたくさんあります。取り敢えず、これだけはやらないだろうと思うのは、クリエーティブに徹したプロデューサーです。理由は簡単です、この定義は少々時代錯誤名称になりつつあります。元々音楽プロデューサーは、スタジオ料金などの経費を捻出する担当者でした。ハリウッド映画のプロデューサーも同じような役回りです。音楽制作予算を確保して、予算内で目的の内容に仕上げるという仕事です。スタジオ代は1時間5万円以上もかかる頃、オケ録音からかぶせ、歌入れミックスで最低500万円、多い時は2000万円もかかってました。 今では想像できない高額ではありますが、それ故にスペシャルな仕事でカッコいい職業として世間からも認められていました」 「コンピュータの音楽機材はありましたが、1000万円から数億円というセットまであり高値の花でした。今では、パソコンを含めて合計10万円でもそれなりの水準の音楽制作できるようになりました。制作費を捻出する苦労からは開放されましたが、クリエイティブ評価の判断がヒットしたかどうかで決まる時代ではいい作品の定義が見失われています。売れる、現在の音楽プロデューサーはメディア仕掛け人の代名詞になっています。何故ならテレビを含めたメディア戦略がビッグヒットの必須になっているからです。そのためには、テレビ各局の番組編成や広告代理店内部のスタッフや情報などが必須基本項目です。 さらに、自分のアイデアを進行させるメディアオタク能力と特別な人的ネットワークがないと成功は無理でしょう」 「私にできるプロデューサーは、名前を付けるとコーディネーターになります。仕事は、言い出しっぺとそのケアワークかなと思います。 つまり、こんなイメージでこういうのやろうよ、と相手にちゃんと説明できて、その作業にピッタリの技術や能力をピックアップできる仕事です。さらに作業進行係や後始末などの細かい気配りがあれば言うことなしです。やるんだったら、こういうプロデューサーを目指したいですね。自分が出来そうで一番やりたいことは、制作メンバー集めです。イメージ作りはそのあとになりますが、プロの人でもアマチュアでも作品を作った人をバックアップするミュージシャンや宣伝マン、ウェブデザイナー、コピーライターなど才能にあふれた人材と知り合ってきました。音楽業界にいる時は、ぬるま湯状態なので他の業界の人と接する機会は稀でした、会っても交わす言葉を持ってなかったのですが、離れて気がつく何とやらで・・・規定の枠からはみ出すと責任を自分で採れる範囲で冒険ができます。 この冒険に誘いたいブレーンをまたかき集めて、残る人生60代70代を突っ走って生きて行きたいと思ってます」 「この場を借りて、メッセージを皆さんに送りたいと思います」 「アーティストを利用して下さい」
「皆さん、元アーティスト一世を風靡したアーティスト、若者を熱狂させたアーティスト、若いころ夢と希望をくれた気がするアーティスト、こうしたアーティストを呼び寄せて利用しましょう。みんな、あなた達の歌声を演奏を聞きたがってますと言って呼び寄せましょう。アーティストがもらえる印税額は、このステージ市場のビジネスだと以前に比べて有りえないほど高額になることは確実ですし、販売するアーティスト作品の定価は驚くほど安いので呼び寄せても損はさせませんと。そして、儲かったアーティストは次のアーティストを誘って下さい。そのあと、みなさんで利用してやって下さい。このアーティスト連中を、皆さんのビジネスに。今日聞かせてもらった新事業の解決に利用して下さい」 「コマーシャルに使うんですよ。アーティストの作るCMソングやコマーシャル映像やウェブサイト用CMを使ってやって下さい。きっとお役に立つはずです。アーティストも喜びます。それぞれアーティストの創るCM作品は販売目的です。印税収入があります。今までのコマーシャルと違うのは、マスコミやテレビ・ラジオなどのマスコミを使わないこと。代理店やCM制作会社などを使わないこと。そうすると直接アーティストに無料に近い金額でコマーシャル制作が頼めます。アーティストや作品制作者には又とない絶好の機会が来ることになります。制作例が増えてくると、次第にCMの作り手がプロからアマチュアに環境が移っていく環境ができてきます。ビジネス資金に関しても、多分アーティストパワーを使うことが出来ると思います」 「モノを売る時にコマーシャルが使えるなら、ビジネスアイデアを思いついて会社を作ろうと思った時にもコマーシャルが使えるのかなと思っているんですが、その仕組は専門家に考えてもらうことにして・・・。商品に限らず、ある魅力を誰かに伝えたい時、感動でもいいし、同意や共感を呼ぶものでもいいんですが、これって普通のプレゼンテーションですよね。もちろん魅力も感動もないプレゼンテーションは、聞く人からソッポを向かれることになりますし、その魅力をカッコよく表現できないアーティストやプロデューサーもダメな制作者になるので真剣勝負になります。このコマーシャルビジネスは、アーティストにとって、大きな危険なチャレンジで冒険と真剣勝負の醍醐味が味わえるビジネスになります」 「今、CM音楽やCMタレントは、イメージ音楽、イメージキャラとして使われているだけで本人は商品には関わっていません。知名度があるから使われるというだけです。知名度があれば商品は売れますか?昔はそうだった気もします。有名が売れるなら、そのために金をかければ商品は売れるなら、実に簡単です。 時代が変わってます、人はみんなが持ってるものと同じものばかりじゃなく、ワタシだけが欲しいものも求めてます。CM作品の販売を実現させるためには、制作アーティストが商品に関わる必要があります。しかし、ここからが大変です。プロデューサーやってきた経験が活かせるとは思えません。ここにいらっしゃる方は、先程の収益アップビジネスの話を聞いてて、もしどれかのビジネスに興味を持ったとしたら、うちに帰って家族の人に、こんな面白い話があったよ~どんなかと言うと・・・・。ここで、自分が面白いと思ったことをどんな言葉でストーリーで伝えるか、これを考えて下さい。CMを頼まれたアーティストたちも同じように考えます。面白いとは思わないと言ったら、そのCMとはかかわる接点が無くなってしまいます。多くの人に広く伝えることを広告といいます。 雑音では聞いてもらえないし、イメージだけではもちろん無理です。お年寄りをメークアップしてるバイオレットさんの現場で、キーワードを探して歌詞を作ったり、野球小僧さんのミニオリコン・ハウスでライブ演奏を収録するとか、ピカタさんの海草パック・カレーを料理するおばあちゃんと孫の一部始終を背景に、フルートとバイオリン演奏のアカペラ女性デュエットなんかも想像できます」 「アーティストは今まで、音楽のプロになることをレコード会社から認められるかどうかに頼りきっていました。本当は、さすが音楽家さすが漫画家と言われる仕事をして、それを突き詰める超オタク以外の何者でもない人たちなんですよね。葛飾北斎も広重も歌麿呂も、ボクに言わせてもらえば公告マンでありオタクのキワモノたちです。日本のオタク文化は滅茶苦茶スゴイです。この人達が本気で印税公告ビジネスを始めると、常識人では考えつかないイメージワールドが見えてくると思います。プロデューサーとして見ても、今までの制約だらけの偽コマーシャル業界で認められてこなかった才能が、息を吹き返す様子が手に取るようにわかります。おっとっとですね、初っぱなからしゃべりすぎで済みません。それは皆さん!ここぞという時にアーティスト使ってやって下さい。 お願いしま~~す。これで終わります、ありがとうございました」
「次の方は、元テレビカメラマン現在写真家、ライオネルさんです」
「え~~、テレビ局にいましたが後半はドキュメンタリーとか企業CMのお手伝いとか映像関係のビジネスに携わっていました。わけあってその業界から遠ざかって現在に至ってます。今回、作品販売ビジネスに参加表明をしたのは、以前のわだかまりが断ち切れる絶好のチャンスだと思ったからです。 多分、ここに招かれたアーティストの皆さんの中で私が最年長者だと思いますので、先にズケズケ言って、後の方に、気兼ねなく発言できる環境を作りたいと思いますので、うるさがらずに聞いていただけたらと思います」 「外から見るとテレビ業界は華やかに見えます。仕事もかっこ良く、憧れの職業にもノミネートされています。 よく聞く話ですが現実は、下積みも長く覚えることもたくさんあります。昼夜を問わず締め切りに追われる毎日が続きます。ボクの時代でも、新技術が毎年のように更新されていたので、修得することと実際にコツをつかむ鍛錬でクタクタでしたが、今はデジタル時代になって、ネットを使った放送や高性能カメラが年々小型化高機能化していく様子を見ると、改めて通信と放送の技術ミックスも必須になっていくのだろうなと人事のように思っていたのです。ところが、ここにいる自分は、そのネットビジネスの最先端ビジネスに足を踏み出そうとしています。冒険心あふれおじいちゃんですよ。やっていけんの?と誰もが心配してくれそうです。ボクへのご心配の配慮は温かい同情心だと有りがたく受取りますが、別に一つ心配事があります。ニュースに関することなんです」
「ボクはディレクターやプロデューサーじゃなかったんで、別のポジションから割りと冷静な意見として言えるんですが。現職の方々に迷惑が及ぶので細かいところまではしゃべれないんですけど、マスコミやニュースの世界は皆さんが思ってるほど綺麗な世界ではなく、真実を誠実に伝える部分で葛藤を覚えたことがあります。多くの仲間がこのジレンマで悩んでましたし、今もそうでしょう。でも、家庭のためや子供の為を思うとウカツなことは口に出せません。あまり責めて欲しくないところなんですが、よく言われる様にスポンサーの都合でここまででカットとか、一部業界に被害が及ぶために・・・と言う理由で、真実が伝わらないことは、・・・・この東日本大震災で薄々感じてらっしゃる方も多いと思います。真実は、誰かをとがめることにつながります。ですから真実ではなく事実として処理されてます。真実と事実の違いとは、哲学や法律論でいろいろ説明されてますが、ボクは報道とジャーナリズムの違いと考えてます。 警察発表や政府発表などは報道記者の仕事で、内容説明はジャーナリストの仕事です。つまり、誰がやっても同じ伝達仕事と、一般の人に理解できるように一番正しいだろうと思われる客観的な説明をする仕事の違いです。日本の多くの報道機関は伝達役の報道、情報を伝える、報告する会社と言えます。日本にはジャーナリストが数えるほどしかいませんし、皆さんフリーで仕事をなさってます。日本は、大本営発表の報道機関しかない、先進国では珍しい国です。開発途上国や未開発国並のニュース報道機関しか無いと言っても過言ではないのでしょうか」 「アメリカのテレビクルーとも何度もタッグを組んで仕事をしましたが、彼らの方が輪をかけて偽善的にならざるをえない仕事環境でした。 911もオサマ・ビン・ラディンもケネディ暗殺も、真実は闇の中に投げ入れらた、とビッグメディアの連中から辛い現実を聞かされました。人の命はあまりリスペクトされない国かも知れないと、始めて気付かされた事を思い出します。これが心配事なんです。果たしてこの日本の国民は真実を受け止めて、ちゃんと理解してもらえるのだろうか?自分でその情報が正しいか間違ってるかを判断できて、もし間違ってるならどうすれば良くなるのか?または、こうした面倒なことは考え無い国民なのか?心配です」
「しかし大震災と原発事故に直面したことで、井戸の中の河津でぬるま湯の中にいつまでもノンビリ浸かっていれる状態は、そろそろ店じまいの時期となりそうなんです。ボクは、こうした現代の日本人に突きつけられた難題に向き合えるかどうかの、チャレンジをしてみたいと考えています。ボクもそうなんですが、日本では戦後、長い間自民党に国の方針から政策の進め方まで全て任せることで、細かいことを考えない生き方を選んできました。子供も学校任せで依存することにすっかり染まっています。学校では16年間をかけてどうやって雇われやすい人材になるかを修得します。雇われる人が報われる国です。東京大学を頂点とする高等教育での最終最大目的は国家公務員、霞ヶ関のキャリア官僚です。霞ヶ関の公務員の仕事には、改善策や創造性を求められません。 必要なのは、内閣の指示により憲法に順守した厳格で正確な政務遂行能力です。そのために、給与は固定で昇給、解雇無し終身雇用の安定した生活環境が保証されてます。つまり、雇われる立場の最高ポジションです。日本社会は、雇われる人にやさしく尊敬されます」 「しかし、雇う人、事業家には非常に厳しく冷たい社会です。事業を起こす人は変わり者と陰口を言われ尊敬されることはありませんでした。起業家が事業に失敗すると、それ見たことかとナジルような国でした。今でこそ起業家育成とか新事業プロジェクト推進とかの美辞麗句がマスコミでも一般的になりつつありますが、いかんせん事業の可能性や実現への課題など事業計画に関する評価をする人もシステムも育てる土壌が無かったので、担保の無い案件は今だに煙たがられる始末です。こうした、社会を作った立役者の一部はテレビが受け持ってきました。そして親会社の新聞社もそうです。経済発展をして出来上がったアジアナンバーワンの資本主義工業国家は、欧米の巨大資本連合体の仲間入りを果たし、平和で豊かな国家として繁栄していく事が約束されていたはずです。今も幸せなはずでした。ですよね?難しい話は誰かに任せて日々一生懸命働いていればよかったと教えられてきました。どうやらこの考え方を変える時期が来たみたみたいです。でも、ボクの職場であったマスコは変化のきっかけを作ろうとはしてないみたいです。じゃ、誰がどうやって進めるのか?です」
「説明が長くなるので結論から言いますと、それは、印税ビジネスを進める作品販売です。ステージ市場が説明しているインターネットで進める作品を作る仕事は、社会と現実を見つめる中から沸き起こって来ます。仕事も恋愛も災害も助け合いも現実抜きには語れません。まずこの現実を知って自覚して、これを土台に起き上がる思いや光が指す方向を探したりして、自分でストーリーに仕立てていく。これが、ボクがここで作品を作る姿勢です」 「先程から驚くほど冴えたビジネスプランを耳にして、今日は心が晴れ晴れしています。そして問題点や解決方法の意見交換も、信じられない言葉が交わされていました。けっこう感動しました。ボクの言える解決策は、販売についてです。皆さんに共通の問題点が、販路とネットワークこの2点かなと思って聞いてました。ネットワークは得意じゃないんですけど、販路なら少ししゃべれます。販路は品物を売る方法や販売経路だと思いますが、これはテレビ業界が一役買っている部分でもあります。利益を無視してでも定価を下げ、受注商品ロットを増やす時代は昔話になりました。今は、直接お客様に映像やプレゼンテーションで訴えかける呼び掛ける時代だと思います。そして、放送で一定期間だけ同じコマーシャルを流すと上手く行く時代でもありません。つまり、テツさんの説明にあったようにインターネットを使って、作品と言えるコマーシャルがアーティストの手で制作され、1作品のリピートCMだけでなくいろんな表現方法で多彩なプロモーションが作れる時代ではないでしょうか。今はその環境がまだ出来てません。ボクはこの環境作りも含めプロモーション映像を自ら作ることに賭けたいと思いますし、その思いを共有できる若いアーティストを見つけ出し、持ってるノウハウをどんどん伝えて行きたいと思ってます。 アメリカのテレビクルーからお前、ライオネル・リッチーに似てる!と言われて付けられたアダ名を誇りにしながら残り少ない人生全力で騒ぎまくって、そしてバターンと人生を終了しようかと思ってます。最後にこれだけは言っておきたいこと、是非覚えていて欲しいことがあります」 「テレビも新聞もマスコミを見るのも読むのも信じるのも問題ありませんが、それだけに頼るというのだけは絶対にゼッタイ辞めて下さい。言ってることは同じなので、マスコミ全体で1素材として、せめてもう2つの違う見方や論調を探して選択肢を拡げることを惜しまないで下さい。インターネットで簡単に実現出来ます。今から進める予定の作品販売ビジネスは選択肢が非常に重要になります。新会社を創っていく過程での大切な箇所を、選択肢にして投票を実施しようとしています。ボクはこの選択肢開発に、何らかの形でお手伝いをする予定です。物事の決定過程では、適切で最大限の可能性を厳選した選択肢を作ることは想像以上に大切なことです。"どうしようかな~?"と決断を求められる毎日の出来事で、"そうだ、こうしよう!"とベストの決断をしたつもりで、実は正解ではなかったという経験はありませんか?」
「納得していただけるなら、忘れないでいてください。さっき裏の楽屋で話した元小説家で現在地方新聞社に勤務しておられるラスボスさんが同じ意見でした、このあともっと詳しく話してもらえると思いますが、先ほどのニュースのことです。インターネットで有料ニュースを配信する仕組みを考えてます。私の方はビジネスの仕組みと言うよりニュースソースの方です。すぐにでもできそうなのが、全世界の英語ニュースを日本語化した有料ニュースのチャンネルです。 ボクも毎日ニュースを読みますが、ほとんどが海外のニュースです。ニューヨーク・タイムズやウォール・ストリート・ジャーナル、ブルームバーグ、フィナンシャル・タイムズのメイジャーメディア、MSNBC、FOX、CBSは昔の必須でしたが、今では驚くほど多くのニュース発信源が自立しています。 新聞社を辞めたやり手が作ったプロパブリカはピュリッツァー賞の常連になってますし、ウォール・ストリートを去ったジェラルド・セレンテやマックス・カイザー、レジー・ミドルトン、ボブ・イングリッシュ、テキサスオースチンのアレックス・ジョーンズ・インフォウォーなど紹介しきれないほどの独自見解を持ったジャーナリストがいます。この人達は銀行や証券会社、通信会社などをスポンサーにしていないジャーナリズムビジネスを手がけています。さらに、ユーチューブでロシアやイラン、アフリカやラテンアメリカからの英語ビデオニュースチャンネルが活躍する場が提供されてます。 この流れは大手マスコミのキャンペーンには踊らされない第三の目、またはブリックスを始めとした非欧米系国家の急速発展が背景にあります。 日本はニュース後進国と言ってもおかしくないほどマスコミの言うがまま国家です」 「間違うと大本営発表しかニュースがない、かつての危うい時代に逆戻りしそうです。これは、是が非でも避けねばいけません。日本国民は知らず知らずに不利益を被っています。やり方は実に簡単です。世界中のニュースから知るべきニュースと対局軸のニュースを選んで並列に比べて読むことができる、本来のジャーナリストメディアを提供すればいいだけです。必要なのは、選ぶ人、翻訳する人、構成編集する人と経費です。これが整えば映像ニュース制作に話を進められます。国内ニュースでは、まずジャーナリストを育てることからスタートですが、これも難しくないんです。ついでにバラしちゃいますが、ニュースで飯が食える環境ができると、アーティストと同じようにプロフェッショナルが真っ先に来て先頭を走ってくれます。日本には、アーティストもそうですが技術者も経営者もジャーナリストも指導者も、優れたノウハウや技術を持った人が山のように存在しています。しかし、多くの方は、持てる力が発揮できる環境に置かれていません。これは、もったえないことです。日本国民には不利益になります。微力ながらボクの持っている全てを出しきって、と言ってもウルトラマン・パワーの限界も近づいてくるので心配ですが、よろしくお付き合いいただければと思います。どうも長々とお付き合い頂き有難うございました」
「何か力強い発言が相次ぎまして、カラダが心なしかジワジワと熱くなる方もいらっしゃるのでは。そんな白熱してきたアーティストの次の発言者はマッケイさん。元脚本家元マーケティング専門家現在フリーランスの菜園コーディネーターという方です、どうぞよろしく」
「始めまして、マッケイです。漢字でも書ける名前です、松に尊敬の敬、よろしくお願いいたします。ちょっとした武者震いを感じてしまったお2方のお話でした。皆様も、作品を作ってたプロの方の意見を聞くのは初めてだと思いますが、僕も初めてです。僕は元脚本家といっても映画やテレビドラマではなく、最初は劇団の戯曲作家からで、後にテレビのバラエティ系の放送作家やミュージカルの構成脚本や演出なんかであまり威張れることはやってないんですよ。 そのあと20年くらいマーケティング畑で職にありつきまして自分ではかなり肥やしになったと思ってます。そこで、マーケティングと脚本の両方を活用してできることに気がついたので、これを進めるに当たっていくつかのビジネス宣言をしようかと思います。やんちゃな奴だな~と思って聞いて下さい。ステージマーケットだっけ?これは、民主的"独裁"の相互共同体なのかなと理解してます。ほどんどの仕組みが出資者全員の投票で決まることになると説明されています。 多分、ここの投票という部分と出資者という部分が、このビジネスを考えたプロの作家さんたちの譲れないところだと思います。 問題は、投票で社長を選んでいいのか?大丈夫なのか?社長経験がなくて、事業計画を作った張本人でない人が選ばれてもいいのか?こういう疑問はこの投票方法を聞いた人すべてが感じて、冗談でしょ、と思います、よね。 そこで、あぁ~な~~る程ねとウナラセル秘策を持ってこの疑問にお答えしようと思います。いいですか?本気ですよぉ~~。行きます!」 「マーケティングはニーズがないところでは役に立ちません。マーケティングとはアメリカで生まれた言葉で、ビジネスを行う上で必要な市場と商品、これらを作り出すという意味で使われています。アメリカは新しい国家なので新しい商品が必要でした。ヨーロッパから運べる物は少ないので、住居や家具、服や靴などをなんとかしなければいけませんでした。そのため、誰か専門家が作ってその商品を売買する販売の仕組みが必須となりました。 この市場を創る作業をマーケティングと言って始まったようです。これは卸売市場や中古車市場などを始め株式市場、証券市場などもそうですが、初期段階ではもっと狭い範囲の単品扱い売買催事場からスタートしています。ニーズとは~これが欲しいからこれと交換しようよ~という互いに欲しいものがある状態です。 現代風に言うと~この位の金額は出せるからこれ売って欲しいんですけど~お金と商品の交換ビジネスです」
「では、ステージマーケットの商品にニーズはあるのか?です。まず音楽がニーズと言えるかどうかという哲学的な議論は置いておきます。少なくとも、戦後から現在まで音楽マーケットが成立してしてヒット曲も生まれアーティストも増えてきたので、常に音楽は必要とされてきたと解釈してもいいかと思います。 では着信音楽はどうかです。ここも現在では10年以上コンスタントに400億円くらいの規模で着信音楽ビジネスが続いています。ここに参入しようとする商品は新規格の着信ソング(着ソン)です。これはニーズというより商品競争力があるかどうかになります。競争する対象年齢層が現状のティーンと違っているのと、競争商品となる昔のヒット曲着音自体がそもそも販売されていません。これこれ、欲しかったのはこれ、と言って購入してもらえるかどうかは誰にもわかりません」 「販売商品は1950年から70年代までヒットした曲を、本人が歌ったり別のプロ歌手が歌ったりする再録音商品です。ま~聞いてみなきゃ買うかどうかわかんないな。これが大半でしょう。でも希望を込めて競争力もニーズはあるとしましょう。第二のニーズはアーティストです。着ソンを作るアーティストはヒット曲であれば作家陣は有名人です。この有名人作家をチームリーダーに推薦して投票で選ぶ。第一のニーズがヒット曲着音、これがないと第二のニーズも想像しにくいのですが。投票でチームリーダーを選んでいいのか?大丈夫なのか?という答えにあたります」 「このことについて、少し僕の提案説明をします。チームリーダーは、僕が考えるには特別任務のプロモーションマンじゃないのか?です」 「プロの提案軍団や実務軍団を後ろに控えて世間に会社の宣伝をアピールする人です。よく上場企業の大社長が新製品発表会でやるプレゼンテーション、これをステージマーケットはアーティストがやる、それも超プロのスタイリスト仕立てで、自分で作った曲とバックミュージックを従えてスポットライトを浴びで、マイクにささやくんです。ビッグバンドやラップダンサーズでもいいですね。何を言ってるのかというと、サラリーマン大社長が何をしようが、場馴れした超ビッグアーティストがステージパフォーマンスをした方が受けるに決まってると言ってるんです。失礼は重々自覚してますが、ステージパフォーマンスですよ・・・これにハマる人はステージに立つことでプロフェッショナルをこなした人に勝る人はいないと思うんですが、違いますか?」 「もう一つ、ステージマーケットの設立準備段階で実際に提案しようと思ってますが、チームリーダーなどのトップポジションは一定期間だけの商品販売期間の宣伝マンとして年俸制ではどうかというプランです。最初は着信ソング専門アーティストがチームリーダー、次は確か、次は着ソンCM(コマーシャル)です。同時にアマチュア参加の着信ソングがスタートします。ここでチームリーダー交代です。音楽売るならプロのミュージシャンがチームリーダーに最適です。 しかし、その次のステップでのダッチメントには向いてません。地方拠点展開ビジネスにも向いてません。ですから、期間限定特別任務です。一定期間の徹底した販売戦略を組立て、詳細ないくつもの実行プランは就任期間内ですべて実施します、次のチームリーダーではできないからです。このチームリーダー投票に優れたビジネスマンやティーンタレントじゃ投票しにくいですね、お世辞にも頼りになる人材とは言えません」
「このステージマーケットの第一弾のビジネスプロモーションはやりがいがあります。掘り起こせば"金"が出て来る可能性が高いからです。 やり方はいくつもあるのですが、作家仲間で話した中から1つだけ紹介します。投票で選ばれたチームリーダーを中心に名の通ったビッグタレントが多分チーム役員として選ばれてくると思うんですが、この最強チームが中心になってプライベートパーティーを開催します。作品発表パーティーです」 「通信会社や携帯機器開発会社を始め家電メーカー、音響機器メーカー、各種ネット企業など提携または後援企業が名を連ねることになります。 ビジネスが始まって儲かれば一緒に儲かる仲間になるからです。仲間ハズレにはなりたくないと思えば参列する企業名に記載されます。 このパーティーの実況ネット生中継をします。プライベートパーティーで招待状のない人は入場できないので、中の様子をインターネットで伝えるということになります。マスメディアへの招待状も用意したり各種雑誌日刊紙などにも席を用意します。試みてみるべきは欧米メディアへの取材です。・・・アーティストが主導する音楽などのオンライン販売会社スタート・・という触れ込みで全世界に報道されるとどうなるのでしょうか?面白そうですね。チームの専門スタッフは、参列アーティスト全員のインタビューを収録して、ネットで専門チャンネルから配信します。パーティーライブの実況生中継もできます。 大御所が集うパーティーで、新型着信ソンCMの生演奏がネット中継されると面白いですよ~~多分」 「このイベントは、規模が小さいため、学生さんたちやお子供の誕生日などで普段使われているユーチューブ中継と同じものなのです、特別な技術も予算も入りませんし、パーティー券販売も無いので、人数稼ぎの武道館も東京ドームも必要ないですね。ここでセコく広告集めることもできますが、多分仲間の同意は集まらないでしょう。マーケティングと脚本の話を加えて最後にします。脚本はパーティーの段取りから演出がスタートしますが守備範囲の仕事なんで一世一代の仕掛けを盛り込むことを公明正大に提案する予定です。多くの強者演出家の方々もいらっしゃるので僭越なマネはできませんが、僕としては脚本家の腕の見せ所です、絶対に台本が必要なチームリーダー選挙とプレゼンテーション、そしてパーティーでの挨拶、そして創業宣言みたいにカッコつけのセリフですね。 オバマ大統領やトランプ大統領が施政方針演説で世界中にアナウンスしたもの以上のインパクトを持ったフレーズを、日本語と英語で用意しようと思ってます。今しゃべっているやんちゃな提案、後に投票の選択肢になるアイデアとなるかもしれません」 「こうしたプロジェクト提案はステージマーケットが出来る過程でワンサカ出てくると思うんですね、で、マーケティングです。会社の投票システムもそうですが、ニーズの掘り起こしを創業段階から組込むことがその後の運営のヒントになると思ってます。誰かの号令や指示でなく、参加する人の会社への提案案件はた~くさんあります。経営提案、運営提案、予算配分提案、人事採用提案など事業運営になくてはならない会社の決め事がたくさんあります、ステージ市場にある程度の説明が載ってますが、この提案&投票スタイルは絶えず繰り返しになると思ってます。今は何の説明もありませんが、この提案の扱い方や対応する人材などもプロジェクトとして考えないといけないので悩ましく難しいところです」
「何の投票をするための投票対象、この決定方法をまた提案して投票するという実に厄介な仕事です。例を出すと、報道でよく目にする国の何とか委員会とか審議会なんかは"タイトルも目的も広く公平に意見を求めるとされて、誰もが納得の行く形で議論を進めることになります"と伝えられます。じゃ大丈夫、透明性もあるし、と思ってその後の経過は結果待ちとなることが多いのですが、議題の選定から議事進行方法や選出委員の決定は全てその省庁の中で一方的に決められ、微妙に多数決の票の行方が恣意的に見えるケースが透けて見える事があります。これは、たまにではなく省庁や公的専門機関でも一般株式会社でも、一般的に行われています。新聞やメディアでもよっぽどのことがない限り、街頭インタビューの前内容が公開されることもなく、~みんなそう思ってるんだぁ~と感じるように演出が施されています。舞台裏の詳細調査は公表されることはありません。残念なことに、国連でも国際保健機構でもIAEA国際原子力機構でもその不平等さ不明瞭さが指摘され続けています。これを、リークして正義感だけを頼りに公表すると、大抵の場合逮捕拘束、尋問へと続きテロリストとされかねません。今、ジュリアン・アサンジというウィキリークスの創始者がロンドンのエクアドル大使館にかくまわれ生活を余儀なくされていることは広く世界に報道されています。産経新聞(2013.4.19)"ジュリアン・アサーンジ容疑者が9月に実施されるオーストラリア連邦議会選挙への出馬を狙っている。・・・"と報道されてます。興味深いですね。実は、2018年1月ジュリアンはスイスにいることが確認されています。起訴案件自体が2017年スウェーデンで破棄され事件が終了しているので、イギリスが拘束するという理由がなくなっています。選挙期間中にヒーロー扱いしていたトランプ大統領が手を回した可能性があります。 ジュリアンのウイキリークスはトランプ政権にとって、最大の敵ディープステートを一網打尽にする驚くべきヒラリー・クリントンのリーク情報を持っています。ISISを作り上げたCIA、FBIの責任者の情報、資金提供者、ISISによって利益を得た人物など、公言できない膨大な情報を手にするトランプ大統領は、次なる施策を打っていると報告されています。トランプ大統領は2018年3月日本アジアに歴訪した際、金正男と習近平との三者会談を行っています。 これはその前年、娘のイバンカ・トランプがトランプ大統領の密使としてお膳立てをしたと伝えられています。何が正しいのか間違ってるのか、よく分かんない事が毎日のように起こってますが、ステージマーケットはどうなるのでしょうか?僕も微力ながらマトモな会社になるよう用心深く推進のお手伝いをするつもりです。血が騒ぎます。ここまでです。ありがとうございました」
「はーい、ご苦労さまです。ここは新会社設立の提案会議場に様変わりしたのかと一瞬勘違いしてしまいます。でも、皆さん真剣に聞き行ってらしたので場違いでは無かったようです。次のアーティストの方は、元ゲームデザイナー現在自動車修理工場勤務、ライデンさん、よろしく」
「ライデンと言います。現在は友人の会社を手伝ってます。会社は一応自動車修理業になっていて修理もやってはいますが、僕の担当は中古車のアジア輸出全般と大型トラック用コンテナの開発販売、それと小型電気自動車の開発などで修理以外の部署を受け持っています。25年くらい前大手ゲーム会社でゲームデザイナーやってました。当時のデザイナーはシナリオ作りから、キャラ設定、背景描写、シーン設定、スコアやレベル、アイテム獲得テーブルと、プログラム以外の何から何までやる仕事でした。今でこそ、数十人で2年3年かけて大作作っても普通ですが、当時は1作1年位上かける作品は超大作を扱う会社以外どこも作ってなかったですね。長くて8ヶ月、平均半年で完成です。その代わり背景シーン数やメンクリ数は少なくて、売れたら続編ということで予算が降りてくるという感じです。5年くらい勤めてから自分でゲーム会社作ることになって、少人数なので自分でもプログラムやるようになりました」 「今日ここで言いたいことは、現在ゲーム制作者や制作会社が抱えてる問題です。スマホやインターネットでのビジネスとダッチメントを使ったビジネスの違いと金銭的なメリットデメリットです。今スマホが急速に流行ってアップルとアンドロイドそしてタブレットとかも受けてるようです。 制作仲間に聞くとゲームだけじゃないんですけど、みんなピーピーだと嘆いてます。お金が入って来るまで会社が持たないので飲まず食わずの貧乏生活を強いられているそうです。始めたはいいが、いつ辞めるかいつあきらめるか、毎日必死の思いでやり繰りしてるみたいです。この現象は日本だけじゃなく、アメリカ西海岸もニューヨーク近郊も韓国もイギリスも同じ状態らしく、ボコボコ会社が潰れてるそうです。ここにニュースのメモを持って来ました。これです、」 「日本経済新聞社"ソーシャルゲームの最大手、米ジンガは2012年10月23日、日本などの開発拠点を閉鎖すると発表した。世界で150人程度の社員を減らす見通し。・・・・同社は業績が低迷しており、拠点の統廃合や人員削減を通じてコストを圧縮する。社員は現在約3000人だが、このうち5%程度が削減対象になる。ジンガは2010年にジンガジャパン(東京・渋谷)を設立し日本では約50人の社員を抱えてスマホ向けゲームの開発を手掛けていたが、全社員を解雇する方向だ。ジンガはソーシャルゲームの最大手で、2011年には鳴り物入りで株式を上場した。 ただ、パソコンに比べて画面が小さく課金が難しいスマホが急速に普及しているほか、パソコン向けゲームでも無料でゲームを楽しむ利用者が多く収益拡大に苦戦していた。新作ゲームの開発の遅れやM&A(合併・買収)による費用拡大も収益を圧迫していた。"と、報道されています」 「ここに記されていることは、世界最大手がヤバイのに他のひよっこ会社が生き延びれるわけがないという文脈です。世界中の多くのゲーム制作者が大手ゲームを会社辞めてスマホゲーム会社を作るのがこのところブームになっています。日本でもグリーとかDeNAとかも大ヒットしてました。 とにかく大手ゲーム会社がジリ貧なので、やり手の多くが一斉にスマホに動き出したということです。スタッフの質と機材の豪華さが格段に低い弱小会社は、スタート時点ですぐさま大ヒット作を生み出すことが絶対条件です。さもなければ、遥か彼方に置いてきぼり状態、これが実態です。それよりなにより、スマホゲームで儲かる仕組みが出来てないんです。ゲームだけじゃなくてほとんどのアプリ開発者は、受注金額が確定しているメーカーの下請け開発業務以外は、収益目処が立たないままでチャレンジしてます。僕に言わせればただただ無謀なだけです」 「実はスマホに限らずパソコンでも携帯電話でもゲームで収益を上げる方法は存在してないんです。一節には印税で支払ってもらえるという話も聞きますが、実際スマホやパソコンで有料にすると誰も遊んでくれないんです。無料ゲームがゾロゾロあるんで、買ってみようかと思う奇特な人はもういなくなりました、この状態がこの10年いや20年くらいずーーっと続いてます。会社倒産件数は、融資額が少ないのが幸いしてかつての一家離散とかは見かけなくなりました。 家庭用パソコンで開発できるので殆どの会社がアパートを借りて仕事をしているからです。でも、流行りに乗って収益計画のないまま突っ走るのは、やはり無謀と言わざるを得ません」 「そこでステージマーケット社でしたっけ?マッケイさん?ステージマーケットのプランでのビジネス構造は完全に印税還元型ですね。 ページアクセス数が多くなれば広告貼り付けて儲かるというんじゃなくて、真っ当な印税で稼ぐやり方には感動しました!この方法であればゼッタイに僕もゲーム作りに参加します、ドーンドン作ります。昔の制作仲間も大勢誘っていろんなパターンで作れます、夢のようです。シンガポールのアメリカ人ディーラーから聞いたんですが、世界中でインターネット印税ビジネスが成立してる国はまだ無いそうです。あったとしてもほんの一握りのベストセラーソフトが対象になるだけです。彼いわく、インターネットはフリーワールドで世界中の人に可能性を開いてるし、素晴らしい!アクセス数が増えたら広告で稼ぐ、これがネットビジネスの基本さ。と誇らしく言ってました。日本でも世界でも常識です。もし、印税ビジネスが実現するなら、多分実現するんでしょう。世界中でどんな反響があるのか興味津々ですよねぇ~アーティストの皆さんもそう思うでしょ?うなづいてますね皆さん。多分袋叩き、掟破り、悪徳業者呼ばわり、何だかんだ言って中止に追い込むんでしょうね。今の段階ではまったく想像すらできませんけど」 「次にダッチメントなんですが、この前、昔の仲間とこの機器の話題で出た話を紹介します。実はこの合体型携帯電話は過去に発売されてんですね。確か富士通とか言ってましたが他に何社もあるそうです。カメラの付け替え機種もあったようです。上手くいかず発売中止になったのですが、どうしてだと思います?似た話がウチのゲーム会社にも来たんで分かるんですが、製品が普通の携帯と同じで、使う目的をハッキリさせてなかったんです。ウチに来た話には、新型の携帯電話を作るのでゲーム制作費込みでお願いしたいというものでした。話が不可解なのは、ゲームユーザー向けコントローラを携帯電話に外部接続させるというもので、操作はどうやって?その辺はお任せします、ということでしたが検討の結果お断りしました。何だかんだ想像してイメージ図書いて何度も検討会議やって、止めました。結局他社も参加しなかったそうです。ところが、ダッチメントは発想が全く違います。印税対象の作品を見たり聞いたりする、というはっきりした目的がある通信機器です。そこにカメラやスピーカーやスマホみたいな画面を付け替えるという規格です。お客さんはそのダッチメントが欲しいのではなく、作品を楽しみたいからそれにピッタリのガッタイ機器を買うということになります。レコードを聞きたいからステレオを買うのと同じです。レコードが聞けないステレオは売れないですよね。ちょっと例が骨董品でしたが。 そして、もう一つ、もっと大きな問題を解決させることにもなります。このダッチメントは、パソコンの常識をくつがえすかもしれません」
「簡単な例から紹介しますと、インターネットが始まってもう20年近くが経過しましたが、今だに、・・・まだまだインターネットになじんでない人が多く、特に中高年には敬遠されがちです・・・という枕ことばが付きまとってます。おかしくないですか、中高年はいつまでたっても初心者ですか?ここに大きな問題があります、中高年の覚えが悪いんじゃなくてパソコン操作が難しいので、しょ?インターネットは、必ずウインドウパソコンを買って使うところから始める事になってます。インターネットの前にウインドウパソコンの操作をしなきゃいけません。買ってすぐにインターネット・・・という宣伝文句がありますが、疑問ですね。パソコンは一般的にプロからアマチュアまで使える機器として開発されました。しかし、誰もが簡単に使えるとは言えません、コントロールパネルでは何と何ができて、画面の色や大きさは別の違う設定、日本語英語入力切り替えやキャッシュメモリーの管理なども別設定、これは全部無視していい機能ですか?なんでこんな詰め込み型コンピュータになったかを知るには、初期のPC98くらいからたどっていくとすぐにわかります。PC98とかFMRとかX9800とか聞いて、あは~んという方はかなり年配のプロフェッショナルプログラマーだっか、超オタクゲームユーザーだった可能性が高いですね」 「その頃は今よりCPU性能は劣るものの今よりシンプルな構造でした。OSはマイクロソフトのMSDOSというベタなコマンドプロンプト型入力でした。 その後、今のウインドウズになるまでデジタルイクイップメント社を買収して手に入れたWINDOWS-NTの失態で大きく道に迷い、開発業者から見てると付け足しながらアップデートしながら面目を保つOSになってますが、XP以後発展させる道が途絶えてしまってVISTAもWINDOWS7もWINDOWS8も以前の発売行列は無くなちゃいました。実は1990年代以後OSには大きな進歩が無くなっていています」 「不幸にもスマホもパソコンと同じようにメーカーの都合で作られています。顧客の操作レベルや遊び方、仕事で使う制御システムなどを用意せず、何でもあり単一マシンを作って後付け設定してもらうやり方です。1つの機種しかない通信機器を老若男女、知識もバラバラなお客さんに売っていて、売る方も買う方も何とも思わない、開発者の1人として信じられないんですけど。僕はいいですよ、どんなパソコンでもスマホでも買ったその場で使えますが、皆さん違うでしょ?みんなプログラマーじゃないでしょ、ですよね?ところがお客さんの希望に沿った機器を販売するのは基本的には実現させようにも出来ない理由があります」 「通信機器販売だけに限ったことでは無いので、マッケイさんのおっしゃるマーケティングでのニーズをつかむ方法、これが無いんです。マーケティング・リサーチで、事前に開発発売する商品のプレゼンテーションをして、その中で、機能や特性に応じた買いたい商品の投票してもらうとか、こんなのあったらいいな~提案をしてもらう。でも、こ~んなことはメーカーにはできません、聞いたことがありません、まずプレゼンを誰にどこで実施するかで混乱するところから始まります。メーカーはそんな徒労にOKを出すほど大胆でもなくまたは真剣でもありません。なぜなら、日本のパソコンメーカーのみならず、全世界のメーカーはマイクロソフト・Windowsの下請け企業です、正確にはWindowsを使わせてもらう契約をさせていただいている立場です。そのため、たとえ適切なユーザーニーズをつかまえても、マイクロソフト社に提案して作り直してもらうことにはつながりません。」 「実は昔NECのPC98のゲームを作ってまして、Windows用にゲームを作り替える時マイクロソフト者に何度も質問したことがありました。 その時、日本法人のマイクロソフトが窓口となってましたが、質問の大部分がダイレクトXに関することで日本側はチンプンカンプン、わからないとは立場上言えないので現在開発中で詳細までは・・・・・じゃ、ということで本社ワシントン州レドモンドに電話したりファックスしたり当時つながればラッキーだったメールなどを駆使して情報を集めた経緯があります。 いろんな内部情報を知りましたが、特に印象的だったのがダイレクトXは、外部の会社の制作物で、その開発者2人がマイクロソフト本社内にいるときは対応できるがいないときは誰もわからない。その時ダイレクトXも大混乱の時期で、僕と同じような質問を全米から浴びせかけられていた時期だったらしいんです。そういう状態ですから、マーケット・ニーズとか操作性とか理想論をブッてる環境でないことは誰の目にも明らかです。マイクロソフトがこうした状態であることは、世界中のプログラマーは常識のように知っています。今はアップル社が全く同じ環境になってスマホ業界をリードしているという状況です」 「では、ダッチメントではどう違うかの締めですが、初心者レベルのセットを作ればいいだけです。そして、何台作ればいいかは販売会社が予約購入者の集計をすれば完了です。ステージマーケットにダッチメント用の"予約限定"窓口を設けて、有料でメーカーがアクセス権を購入して自社のCMや操作方法をプロモーションして予約クリックしてもらうシステムです。"限定予約"とは、納期までのロット数つまり今回はこんなスペックですよ、予定数で完売とさせて頂きます、と知らせます。これは、顧客リクエストに沿った製品価格をメーカーが利益確保できる最低限の製造数を基準にして設定します。 欲を出さずに、売れるときはガンガン売れという方法はやめて、次回製品の販売時期をそのたびに直近で用意して、めまぐるしく発展する機器開発を促進し、よそ見が出来ないようにユーザー目線を釘付けにすれば、常に良好な経営環境を維持出来ます」 「作り置き在庫という未知のリクエストを考慮しない販売方法は一見無茶苦茶のように見えますが、実データに基づいた正確な完売販売ビジネスなのでロスがありません。現状の量産製造、量産店販売、値下げ合戦とどちらが健全でしょう?このダッチメント用販売サイトでは、さらに様々な試みが実施できます」 「ユーザーからの商品要望のみならず、商品提案受付、規格設計図提案受付、販売促進提案受付、機器や機能が販売会社内だけにとどまらず、出来る人誰もが提案し投票結果によってメーカーが採用していくという、考えられないようなシステムが動くこともありえます。その結果、専門的なユーザー契約グループと音楽や作画などに特化した契約グループなどが構成されることにでもなれば、横串グループがメーカーの垣根を超えた要求仕様や希望スペックなどの意見集約の道ができます。結局メーカーの立ち位置は、今まで各社何でも取り揃えるア・ラ・カルト的で、デザイン、機能、サウンド、再生速度、ストレージなど横一線で画一的なモデル開発でした。これが最もノーマルな開発販売会社のあり方でした」 「日本が発展途上で労働者人口も増え続けた時代、国内には十分な市場があり横並び企業が10社近く存在していける環境がありました。パナソニック、ソニー、 日立製作所、東芝、富士通、日本電気、シャープ、キヤノン加えてパーツや電源、スピーカー、マイク、基板、塗装、研磨、装飾などのメーカーを入れると恐るべき数の電気製品メーカーが日本1国で成立し続けてきました。例えばアメリカには、ゼネラル・エレクトリック (GE)、エマソン・エレクトリック、ウェスティングハウス・エレクトリック (WE) 、ユナイテッド・テクノロジーズ (UTC)、メイタグ、ハネウェル、モトローラなど大手がひしめいていますが分野別では1社か2社に限られます。ヨーロッパでも家電といえばフィリップス、ドイツのシーメンス (SIEMENS)は重電航空までの世界シェアの企業です。 欧米では既に市場が飽和状態で、1980年代から合併買収統合の時代に入っていました、同時に工場労働者になりたい人が減ったというのも理由になってます。今後日本でかつての家電購入王国になる流れは在り得ません。企業体質の改善が必要です」
「家電だけでなく携帯電話でも恐ろしい傾向が歴然と進行しています。ドコモとかauソフトバンクなどの日本の通信会社のことです。 余計なお世話かもしてませんが、彼らはスマホではあまり儲からないんです。スマホが登場して、日本メーカーはモニターメーカーも通信キャリアもソフト開発会社も、ぜ~んぶ下請け会社になってしまいました。これは、ライセンス企業の言い成りビジネスです、全く主導権はありません。ユーザーも同じです。 自由にビジネスを拡大することはできません。ライセンス企業の許す範囲でしか生きて行けない身分になってしまったのです。外国から新しい殿がやって来て、みんなそちらの方にお仕えすることがカッコイイ・便利と思ってしまったんです。戦後の占領下の日本と同じ状態です」 「ところが、構想中のダッチメントは違いますが、注意しなければいけないのが、アップルやマイクロソフト、サムソンと同じような株式会社の形でダッチメントを進めることです。株式会社の競争原理で、競争相手からライセンスを奪ったり守ったり知的財産権の裁判闘争や敵対的買収の応戦合戦を予想すると、莫大なコストがかかることになります。そこにはユーザーも利便性も関係ない、札束の量で勝負が決まる世界が待っています。この戦いの場をTPPと言います。 今のマスコミはアメリカのニュースを少し訳して、本当のことを言うべきです。トウモロコシも小麦の種も世界中の農作物はモンサントというアメリカバイオ会社のDNA操作品種です、日本の酪農製品にはこの操作DNAが入っています。友達になったさっきのディーラーの情報です。今進めようとしているダッチメントではこういう知的所有権問題は起こりません。合同会社ステージマーケットが作品制作者として毅然(キゼン)とした不動の姿勢でいる限り、機器やシステム企業からの制約を受けることはありません」 「ここに至る過程では、僕も知ってますがステージマーケットは何度も右往左往しました。だって、株式会社にするとほんの数社からの投資で直ぐに創業してキャッシュが入るわけですよ。ややっこしい話して金持ちじゃない無関心な人まで巻き込んでまで進める先の見えない話より、キャッシュの魅力に人は動きやすいものです。僕もそういう人だったので、最初聞いたときは株式じゃないって?馬~鹿じゃないの?うまくいくわけなぁ~いって!と言って何度も何度も野次ったり中止宣言をしてました、だって、前例がない冒険して失敗して責任取るのはイヤでしょ?と。その言葉通り株式会社を選択すると解決策の探しようがない困った組織になるところでした。というより、みんな関係者一同で一定期間だけ株式会社を立ち上げて、誰かに売っぱらうか退職金もらって解散かなぁ~~~と、つい最近までホント真面目に話してました。本当ですよ。真実」 「でも、大丈夫。ここにいらっしゃる作家の方だけでなく、様々なフィールドのプロフェッショナルの皆さんが合同会社方法を提案して本気で支持しています。この際、肩入れしましょうよ、ガラパゴスだって鎖国的だっていいじゃないですか。愛国心じゃないですけど日本企業、日本の優秀な技術者にエールを送って、日本の誇るオペレーションソフト、トロンを使って日本のクリエーティブアーティストの作品登場の場を作ってそして、アマチュアも、ストリートミュージシャンも、その場を大いに利用して行く、これって素敵なことじゃないですか?終わります。長々とおしゃべりしました、ご静聴ありがとうございました」
「ご苦労様でした。内部告発のような赤裸々な実態を垣間見た気がします。この先の方もカミングアウト話をご披露いただけるのか気になりますね。次の方は違うと思います。元作詩家現在司法書士事務所勤務、シオンさん紅一点です、どうぞよろしく」
「会場が何か騒然としてきましたので、打ち解けたと解釈していいのかどうかビクビクしてます。シオンです」 「私は、プロになった友人のシンガー・ソングライターの詞を書いてたので、作詞家と言っても狭い範囲しか知らないんです。でも、それなりの金額の印税をいただいていたのでプロの意識はちゃんとありました。その後の仕事は、生き方が一変しました。歌が売れなくなって、司法書士資格試験をとって水商売的な芸能界とは真反対の固く生きていく世界を進びました。面白くないのは覚悟してたんですけど全然違ってました。音楽業界よりずっと起伏に飛んだスゴイ現実に直面することになって、それは今も続いてます。なので今日、作家としての話よりか、企業を取り巻く問題と、その解決かも知れない方法をお話したいと思います」 「私の仕事での対応先は中小企業に勤務されている人が99%を占めています。そこで私が体験した話を通して、日本の中小企業の現状の問題点を取り上げてお話します。多分とスムーズに現実が理解できると思います。中小企業の問題を解決する糸口が見えれば、これから日本が進んでいく方向の1つを示すことが出来ます。その前にメディアでよく言われている実態を報告します。日本には約600万の事業所があります。そのうち99%は中小事業所で、労働者の約80%の人が中小事業所で働いています。テンガロンさんから詳しく紹介されましたが、もう一度説明します。分野別に見ると、約3分の1が卸売業・小売業・飲食店で働き、3分の1が建設業・製造業、約2割の人がサービス業です。何故、中小企業かという説明をします。司法書士という仕事は、法的手続きのお手伝いという職業です。実は私は司法書士試験に5回落ちててまだ受験中の身です。 先程質問に立たれた又五郎さんは、私にとっては先輩に当たる方です尊敬します。悔しいですが負けずに合格を目指します」 「私が担当したのは、会社を作る登記作業、相続関係のお金の相談や後継者探し、難しいのが遺産相続案件です。これらはほとんど中小企業の社長さんや役員の方からのものです。例を出してお話すると、会社の守秘義務違反なりそうなので遠慮しときますが、多くは中小企業がうまく行ってないことと、その理由が地域や業種によって様々で対策が打ちにくいことにあります。内閣府発表の日本のGDPと内訳の推移グラフを見て見て下さい。個人消費が50~60%と貿易額より多くなってます。日本は海外に頼っていた時代から国内消費で栄えていく構造になってます。輸出が伸びれば国内が潤うと学校で習ったんですが、今の学校ではそれは間違った情報になります。長い不況の元で消費を伸ばすためには、購入したい商品がキーになります。今ある商品ではダメなんでしょうかね?そのへんの説明は私には向いてないので別な身近な話題で、地方を元気にする提案とステージマーケットのかかわり方を喋って見ようかと思います」
「まず創業関連のビジネス提案と働き方のアイデアです。日本の中小企業は大きく分けて次の3つに分類できます。地場産業、大手下請け、ベンチャー企業です。共通する問題は、運転資金、設備投資資金そして人材です。これは、今日のビジネス事例紹介で問題提議されていた部分と重なります。販売の問題についてはお金さえあればは解決という事にならないので、指摘されていた販売チャンネルも課題です。結論からお話します。地方の中小企業、特に後継者の方々は株式会社から合同会社に切り替えてステージマーケットが提供しようとしている、"提案方ビジネス参加会議"に加わってはどうでしょう。 "提案方ビジネス参加会議"とは何?聞き慣れない名称ですが、私も人に言ったのは初めてです。この名前はさっき皆さんのお話をうかがっている時思いついた、出来立てホヤホヤの言葉です。えーとそれは、あの~印税です。印税のように、後払い事業協力ビジネス・・みたいな・・・商品提案やそのお手伝いの報酬を後で印税を"経費"として受け取る仕組みです」 「この"経費"というのが変わってるところで、収益から"経費"を除いて印税として利益を分配するのではなく、印税受取人の経費はそれぞれが後でもらう印税に含まれるという考え方です。数千万円のシンセサイザーを使っても公園で考えただけでも、使われた制作経費のコストには関係せず決められた配分の印税を受け取ることになります。そうでないとお金を持っている人が有利になり不公平になります。 この考え方のビジネス・プロジェクトが私の思い付いた"提案方ビジネス参加会議"です。プロジェクトであれば、会社を作る必要な無いのでこれから作るステージマーケットのように出資金や登録、登録システムなんかは要りません。どちらかと言えば、曲やマンガなどの作品制作チームという感じです。印税のような利益分配方法は今すぐにでも使えて、ステージマーケットとは関係なく実施出来そうに思えます」 「でも、私がひらめいた参加会議というのは、ステージマーケットならではの機能を使うことを想定してあるので、普通の会社で進めると混乱することになります。ステージマーケットの基本機能は印税システムですが、そのために必要なのが登録と投票です。もしプロジェクトの中で、誰が発言したか、何を提案したか、それが賛成か反対かなどを口頭で進めると、言った言わないの議論になりがちです。 そして、会議だけで進めると欠席者、遅刻者無しで規則正しく出来る保証もありませんし、オンラインでこのプロジェクトを作るのはかなりの手間です。だから、ステージマーケットの作品販売とは違った扱いの機能提供"提案方ビジネス参加会議"という仕組みがあればいいのかな~と思ったんです」
「もう一つ大事な事があります。この参加会議は販売商品が対象になりますが、販売が伸びて利益がたくさん出て主力商品になることもあります。 その時の話です。"こんな商品アイデアがあります"から"こんな商品を販売する会社を作るので、参加してみないですか"というプロジェクトです。 これについては、少しだけビジネス・シミュレーションで説明してありました。お披露目市場で出店するくだりですが、わかりやすくなかったので、こうなのかな~とかってに解釈してます。作品発表ステージの付近?に出店するレストランや運送業者、御用聞き会社なんかは、既存の地元株式会社でも問題ないとは思います。が、ステージマーケットのサイト内で、合同会社として起業用出資者を募集して、投票で社長を決めてみたいな感じも有りかなっと受け取っています。チョット私が描いてるイメージは違っているんで、それを紹介します」 「何といえばいいのかわからないんで、また新語製造しちゃいます。"パート・スキル・ワーキング"です。一般的な就業時間でない仕事の種類分けにはパートタイム・ワーキングというのが知られてますが、時間に縛られない、スキルや技術やノウハウ提供で参加する労働スタイルと言う意味で考えました、今日、さっきです。これは、株式会社のように定時出社とか会社不動産とか無くて、何て言うか仕事が重複しても構わないシステム?例で言うと、私自身のことですが、作詞のビジネスに参加する予定ですが、今の会社は辞めたくないんです、それと、昔作詞の参考にしてたのがスペインのフォークロアという地元の音楽で、2年ぐらいスペインとペルーに住んで勉強してて今の夫と出会ったんですけど、それでスペイン語の翻訳バイトで最初のころ共稼ぎだったんです、今もそうですけど。だから、スペイン語の仕事がすご~くやりたいんです。そうすると、仕事だけで3つになっちゃいます。今の会社の社長の了解は必要ですけど、掛け持ちワーク、かっこ良く言えばパートスキルワーク、これができればいいなあと思ってます」 「他のアーティストのみなさんも、今の会社をやめて作品制作に打ち込もうとは考えてないと思うんです。スケジュール調整や給与額変更とか個別にすんなり変更できるかどうかはわかりませんが、多方面で活躍できるスキルを発揮できる方にとってはいい話だと思いますし、そうでない方もスキル修得の利用目的にして生き生きした生活が出来ると思うんですけど、どうでしょう?」 「合同会社では仕組みを自由に設計できることが法律で認められています。社長の仕事を分散して、参加者の合意で担当ワークを決めたり、出資金を一般から求めて名義社員になるという仕組みは魅力的です。ところが株式会社は、株式上場を念頭に作るための仕組みなのですが、他に方法がみつからないので、そうでない人も勘違いで株式会社を作ることになります。まさか街角の八百屋さんが株式会社だかといって上場を狙っているなんて誰も受け取らないですね。 大きな勘違いがその後の資金繰りや相続の株券争奪戦に発展しました。そうした事案にいくつも立会いました。資金繰りや協力者募集も、合同会社にしてステージマーケットの"提案方ビジネス参加会議"や"パート・スキル・ワーキング"を上手く使って、提案や出資を含む参加者を随時プロジェクトごとに集めることも出来そうです。そうすれば、新規プロジェクトが立ち上げやすくなります。さっきの皆さんの事例であれば、手を上げてこんなやり方どうでしょう?私手伝いますけど、というビジネスができます。そういう方実際にいらっしゃいましたよね、期待してま~す。そして、切に願うことは、これを是非地方でやって欲しいんです。なぜかって、都会とは比較にならないくらい中小企業には厳しいからです」
「地方分権、Iターン今地方を元気にしようとする動きがあります。動きだけに終わらなければいいなと思ってます。生活に必要な衣食住、地方にいれば地元の店で地元で作られたものを手に入れることがその地方に金を落とす基本ですね。その地方の銀行を使ってその地方の企業に融資し、その地方でできた作物を買って食卓を現地産フードパラダイスにすること、これが地方の人がその地方に貢献する最低限の絆ですよね。でも、あなたの部屋を見回して、大手メーカーの製品、大手のサービスシステムなどを利用してますか? これがあまり多いと、地方はますます貧乏になって地方分権は成立しないことになります。 東京や中央や大手に依存する生活は地方にお金を落とさなくなるからです」 「農業や水産業林業なんかもそうですが、販売するための流通が大変だから、都会のショップに置かしてもらうか大手スーパーに扱って貰うかしかない、でもこれが大変だ、という声を聞きます。変じゃないですか? 失礼ですけどこれって普通の押し売りですよね。だって欲しいと言われてないのに量販スーパーに押しかけてるし。市場は売りたい人と買いたい人が交わって栄えていく場所です。マッケイさんやラスボスさんの話されてたニーズのことです。 商品卸しの担当者と交渉することと、お客さんにいかがですか?というのが同じだとは考えにくくないですか? お客さんからこんなものを置いて欲しいと言われれば、販売担当者は血眼になって商品を探します。なぜなら売れるのがわかってるから、でも押し売り商品では自分にノルマが来るだけでお客さんの声はどこにも無いでしょ。たとえマスコミがたまたま取り上げても、その日のその週の売上は伸びるでしょう。翌週も売れ続けてるという保証はないんですけどね。後でどなたかが話をされると聞きましたが、地方拠点の話を付け加えさせて下さい」 「私みたいな女だから言えるのかも知れないですが、子供もいますし親も健在で有難いことだといつも感謝の気持ちでいっぱいです。でも、大震災を体験した今、あー良かったと言えることが無くなってきてることが心配です。日本中で地震の起こる可能性が高まったと聞いてます。かといって、家族でできることはホントに些細なことだけです。家具の固定や予備電源、保存食などは日々注意してますけど、あんな大きな地震が来たらひとたまりも無いことは実感してよ~くわかった今、自分たちを以前みたいに誤魔化せ切れないんです。自分に許してもらえてないんです。だから、避難所になる地方拠点、ここはネット基地や配送基地としても機能すると知らされました。私にもこの拠点をこうしたい、ビジネスを運用しながらああしたいとか提案したい事があります。 是非、子どもたちにも両親親戚にも呼びかけて、老いてきた社長に納得してもらってこのビジネスに参加してもらい、いろんな可能性を試してみたいと思ってます。最後に、もし作詩をするとすれば、男女の関係を歌うことが多かった作詞家時代の詞の世界じゃなくて、もっと人生そのものを歌う羽ばたけソングや気を付けなソングみたいな詞にチェレンジしてみたいと思ってます。私みたいな、ひよっこ元作家に時間をいただいて本当にありがとうございました。終わります」
「シオンさんでありがとうございました。予想した通り強いメッセージが伝わってきます。お洋服は緑ですけどステージに赤い花が咲いたみたいで清々しい言葉でした。次の方は元レコード会社ディレクターで現在映像広告会社勤務、コーキさんです。お願いします」
「花巻出身のコーキと言います。昔レコード会社でディレクターやってました。いかにも、おあつらえ向きの今日のターゲットにふさわしい経歴の持ち主です。一応内心では、苦虫を噛んでます。第一声としては、ステージマーケットが上手く立ち上がるよう、作品を作る前段階でお役に立ちたいという応援メッセージを申し上げます。ディレクター経験者なので、音楽作品の制作工程や契約書式、それに今の印税の知識は持ち合わせています。 ディレクターはレコード会社の作品制作窓口になっています。アーティストやそのマネージャーさんや雑誌媒体、テレビ・ラジオのエアー媒体などスタジオの仕事だけでなく何でも屋というポジションです。博士たちからの指示通り、要件と結論を先に述べます。3つテーマがあって、1つは花巻からの活動報告、そしてステージマーケットで僕が進めようとしている仕事です、3つめはまだちゃんとまとまってないんですがテレビとのかかわり方です」 「東日本地震で東北地方は甚大な被害を受けました。ふるさとの花巻は岩手の中西部に位置して地震の被害はさほどなく、両親も家も無事でした。ネットもその日のうちにつなっがって安否確認できました。仕事は役員なのでスポンサー交渉が多いんですが、全て中断してしまったので、地震津波の取材を兼ねた支援活動が役員会で即決されました。僕の決断で、カメラクルーもスタッフもいない単独レポートにしました。地の利がない人は邪魔になるからです。 花巻空港が利用できたのですが、すでに被害者の搬送やなきがらの埋葬などの後方支援基地活動が始動していました。現在も機能しています。これにはさすがに仰天しました。東北全員一人残らず、何かしなきゃという居たたまれない気持ちになったと聞いてます。僕もその中に加えてもらって、現在も直接間接的に活動してます。ゆいっこネットワークという民間有志による復興支援団体があって、東北各地に点在する支援組織との情報ネットワークセンターになってますので、ここを起点としました」 「僕の主な活動は3つのNPOの指示で動いてますが、多くは東京との橋渡し活動です。義援金や支援団体や経済界、放送業界のバックアップ作りとかに奔走してましたが、初期段階ですべてうまく進んだとはとても言えない凄まじい状態に出会いました。現在は、状況も支援内容も少しづつ変わってきていて、疲労や衰弱だけでなく、ふるさとを追われたお年寄りの過度の心労で亡くなられる方もいらっしゃいます。何も出来ない歯がゆさで心がめげそうになりますが、ご本にとっては口に出しても言い尽くせないやるせなさがあふれていることをお察ししながら、目を伏せずにいつも笑顔で話し相手にと心がけています。 こんな状況への個人的な明るい話は、「'Song 311'DVD制作プロジェクト」の印税です。これは、目からうろこでした、現場での支援も義援金も瞬間的には大変力になる助けですが、所詮助けてもらっているという意識はあります。東京の会社でその窓口を設けてはいますが、僕も自然に助けてもらっているという立場で・・ありがとうございます・・と言って頭を下げています。だんだんと金額も少なくなり申し入れてもらえる方も減ってくると心細くなってきます。 現地の人、避難してる人にもその感情は伝わっていきます。ご苦労さまです、ありがとうございますとおっしゃる中に、これしか手がないのだろうか?といつもお互いに言葉にしないでもアイコンタクトでわかりあえてしまいます。被災された方々の声を詩にする活動は、実際に知っているNPOがやってましたが、まさかこれが歌になって販売されて全国で購入していただける可能性がある、このことに気が付かなかった元ディレクターは悔しさと希望とが入り交じって武者震いがしたことを覚えています。その時から、一体どーやったら、買ってもらえる作品になるのか頭の中で試行錯誤が続いています。で、出した答えが、簡単には出なかったんですけど、元のディレクターの方法でいいかな?でした」 「あの~、ディレクターの仕事はさっき言ったようにスタジオの司令塔というより何でも屋、スタジオの外の仕事のほうが実際は作業も多く時間もたくさんかけます。社外でのネタ探しや宣伝活動が役に立ちます。東北で詩や曲があるとことは目星がつきます。全域ではどこも何らかの形の被災地なので、どこに行ってもそこにいる方は被災ストーリーが思い出となって頭の中に残っているんですね。特に歌詞の引き出しはあります。それのどれをどんな風に拾い上げるかは僕の仕事ではなく、プロの作詞家の仕事になります。僕は橋渡し役ディレクターとして、現地の作詞する人やストーリーのありか、そして制作に加わってもらうNPOや支援団体、この人たちが制作活動しやすい環境作りが自分に一番相応しい役目だと思うようになりました。そして、1作1作関わる人にビジネスの仕組みを説明して、ちゃんと軸足を据えていただける方を印税受取人として整理する本当の意味でのディレクションを進めていくことにしています」 「では最後にテレビと僕、テレビと災害、被災された人、ステージマーケット、これらとテレビとのかかわり方についてです。まず、テレビ業界の隅っこの方で仕事を頂いている立場があるので、そこを離れるにしても続けるにしても、かかわり方を自分の中で迫れてている状態が続いています。 一番大きなショックは、はっきり言うと、テレビを見限ろうと思った、裏切られたと思った瞬間はメルトダウンです。まさかの事態に陥ってしまった時、事実から目をそむけようとしたスタッフや役員が大勢いました。ニュースマンとして歴然として真実報道を貫く姿勢をとる人もいました。でもスポンサーは、地震の時から呆然としながらも、何かできることを会社全体で模索する動きをとりました、相談にもいらっしゃいました、今のコマーシャルは打ち切って違うバージョンを至急作る動きが加速しました。メルトダウンは、社会より業界が戦慄立った瞬間でした」 「無理もないことですが、東京に死の灰が山のように舞い降りてきたら、会社は全部操業停止です。強制的に従業員を出社させるわけにはいきません。 電力消滅の危機も想定出来ますが、それは出勤後に対応できることです。テレビ報道に注目していた日本国民全員が、メルトダウンの時それぞれに何か今までとは違った心構えをしたのではないでしょうか?無頓着に、へいへいと暮らしていけた今までとは何かが違うと感じられたのではないでしょうか?さきほどライオネルさんから、マスコミだけに情報依存しないで下さいというお話がありました。メディア業界にいた人間いる人間からのメッセージは、マスコミも数あるニュース情報の1つとして扱って下さいというものでした。しかし、インターネットでちゃんとした報道ができてますか?信頼出来る情報源が複数あるのですか、ライオネルさんには申し訳ないですけど今現在はノーです。僕のできるメディア人としての仕事もやはり橋渡しではないか?と思っています。しかるべきところに、然るべき金額を提供できるスポンサーを連れて行き、それに見合う効果を納得してもらって、テレビに拮抗できる新しい情報提供装置を作ることです」 「この先の具体案については、現在報告予定としての話しか出来ませんが、いくつか候補は見えてます。仲間を数人集めて相談していることは、着信ソングCMとインターネットニュースページを合体させたネットサイトです。ニュースは、取材スタッフがいないとニュースソースが集まりません。だからニュースオフィスを作るとすれば、ニュース制作して給与がもらえるビジネスモデルが必要です。それは総務省の許認可を得る全国ネット放送網を使うテレビ・ラジオビジネスモデルではなく、インターネットで実現できなければ意味がありません。CMについては印税ビジネスの一環としてセットで検討されています。 だから、CMは売るにしても無料にしても作る仕組みを作る事ができそうです。CMは全国展開か地域別かでCM料金を変えると対象購入者の数で価格差を付けられます。CM料金に、別枠で用意する頭金または委託金のような、印税とは別区分の金額定価表のようなものです。大企業か中小零細企業かという予算区分です。この場では何か大企業には用は無い、と言わんばかりの雰囲気がありますが、お付き合いしているスポンサーの中にも、これまでの大量生産販売方式から少量ニーズで数量と製品仕様のデータ収集方法を模索している会社はあります。わかっていただけます?説明がかなり難しいんでもっとわかりやすいようにフォーマット化します。いずれにしても全国展開はすぐには実現できないので、避難施設の話が始まる頃までには皆さんに公開して、提案して反応をいただける場をインターネット上に作らなければとは思ってます。ニュース用のお金の流れが多少でも見えれば、首都圏や各中心都市のジャーナリストの皆さんに協力を仰ぎ、新しい知恵を注いでもらって、現在マスコミでご活躍の皆様にもクリティカルでハートウォームなアドバイスなりご示唆なりがいただけるかと思っております。ながながとまとまたない話をしてしまいました、次の機会にはもっと洗練されたプレゼンテーションができることを目指すことをお約束して、終わりの言葉とさせて頂きます。ありがとうございました」
「次に紹介する方は、元ピアニストで作曲家、現在教師兼上場企業非常勤役員ガーランドさんです。どうぞ」
「えーご紹介のガーランドです。ジャズピアニストのレッド・ガーランドから借りてます。まず、最初にお断りしておきたいことは、私はこの作品販売ビジネスに何かキナ臭い懐疑的な印象を持っていました。応援サイトを良く読んで見ると次第に言ってる意味がわかるようになってきましたが、まだ疑わしいと思う部分もあります。ではなぜこの場に立っているかというと、ピアノをもう一回演奏したり曲を作ってみたい、というのが本音ですが、懐疑的なところを放って置けるのか?という問いもあってあえてこの場を借りてその言い分をお伝えしたいと考えました」 「疑問の原因は、私がずっと株式会社と付き合ってきて骨の髄まで会社人間に染まってしまっているからかも知れません。そこで、ステージマーケット(でしたっけ、)は株式会社と、どう付き合うか?そして株式会社はこの組織とどうかかわるか?この点に絞って話します。株式会社といっても私の言ってるのは中小企業ではなく、上場企業や社員が1万人を超える企業のことを指してます。草の根運動のように、健全に一定数の人が作品を提供する動きであれば、大企業にとって気になることもないんですが、もしもこれが大きなうねりとなって新しいビジネスモデルとして拡がって日本国中に波及していくことにでもなれば、心中少々穏やかではありません。こういう理由から、ネット作品のビジネスルール作りで、いったい何がどんな経緯で決まっていくのか会社人として興味を抱いたのですが、相反するように制作者としては印税がたくさん入ってプロモーションスタッフと手を組めれば面白くなりそう、という別の自分も共存しているところが強調しておきたい点です。というのは、ステージマーケットの中で何かビジネスを仕掛けて儲けたいと考える企業がいることを前提にした問題提議です」 「社員の少なからず100名200名に経費として1人数万円を用立て、ステージマーケットに登録して投票権を得たとします。投票の選択肢の提案から実際の投票までを、あたかも一般人のような行動で上司の承諾の下で組織的に実施できてしまいます。これができれば、新組織を巧みに工作してアクセスユーザーが気が付かないうちに手堅く収入を得る方法もありそうです。これらは一般的には不正行為と思われますが、不正というからにはその根拠となる正悪の判断規定がいります。私は組織投票、組織登録を禁止する項目は作りにくいと思ってまして、多重の組織構造にすれば身内であっても社内の誰が登録しているのかわからなくすることもできます。いずれにしても、後乗りで参加する企業もいれば、イの一番で情報収集しておこうという企業もいますよ、ということを起こりえる現実としてイメージして頂きたいと思い、お話しております」 「その心情の裏には、これからの日本のビジネス環境の変化が読み取れるからです。ご存知の通り日本は失われた30年、成長がストップして景気低迷が続いています。経済が上向くには、多くの人が新商品を購入して継続的に売れ続ける状態が必要です。購入者の財布の紐がゆるまないので、価格を安くしてデフレスパイラルになっていると伝えられてます。となれば給与が上がる見込みは無くなります。財布の中身が増えていく何か打出の小槌があるといいのですが、これまでの政府日銀、経済界、メーカーの取り組みからは、お金を大量に印刷する以外それらしい兆しは見えていません。円増刷、国債発行、国債購入、規制緩和、国土強靭化予算、経済特区設置など新政権の経済政策が発表され実施されています。しかしこれらは器であり枠組みでなので無理矢理景気が良くなった状態をお金を刷ってバーチャルに作ろうとしています。思惑先行という奴です。中で生き生きと活性化していく張本人は、政府でも経済界でもなく国民のはずです。 ですからこうした施策に国民が乗って来なければ、白けてしまったら無駄金のバラマキで財政悪化、緊急注射の打ち過ぎとなりまた救急病棟に逆戻りです。こうした見方は大抵の経済人であれば常識の範囲で粗存知のはずです」 「私がこの10数年非常勤役員を仰せつかって発言を求められ続けたことは、消費者は日本国民は一体何が欲しいんだ?どんなもんだったら買いたいと思うんだ?という商売の根幹部分への回答です。商売は、お客さんが欲しいものがたくさんあって、それらがたくさん売れて、その結果たくさん儲かるというのが根幹です。その根っこからお金という栄養分が染み込まないと、企業は幹や枝を張り巡らせて上に上にと成長していくことができなくなります。だから、枝を出さない、人を雇わない、幹の栄養を減らす、設備投資をやめる、そうなると木は細くなってやせ細り枯れていきます。倒産です」
「ステージマーケットは、購入者の財布の中身が増えていく経済環境を提供しようとしています。設備投資も少なくてすみ、誰もが感性を磨けば参加できる作品制作ビジネスという前人未到のビジネスモデルを打ち立てようとしています。技術的に不備であれば手伝ってくれる人を探して一緒に利益を分け合える環境があり、一部特定人しか享受できなかった作品制作の舞台に、誰もが舞い降りることができて、ピラミッドの頂点に辿り着く人だけが享受できる印税収入機会を多くの人が手にできる環境、レコード会社や映画会社では想定されていなビジネスです。もし、ここにマッケイさんのおっしゃるニーズが存在して印税ビジネスが発展することにでもなれば、乗り遅れた会社は1週遅れ2週遅れを余儀なくされます。つまり、時代に取り残された旧式モデルの会社と揶揄(やゆ)されかねない事態になります。そうなれば、そうなればですよ、企業としてステージマーケットに参加するビジネスチャンスは無いのかというリクエストは必然的に起こってきます」 「まーそんなことあるのかねぇ~と疑ってかかるあなた。東北にあんな大きな津波が来るって言ってましたっけ?福島原発がメルトダウンするかもしれないから注意しよう!と意識しましたか?みなさん、誰も彼も日本国中をあげて津波は高くて5m原発は安全、放射能なんて別の国の災害だと思ってなかったんですか?全ての可能性を否定する国民だったのですか、政府の言うことを鵜呑みにすることが正しいという国民だったんですか?そうだったかもしれませんね。でも、やめましょうよ、そんな少しの可能性も許さない無視する姿勢は、息子や娘に・・"こんな人になりた~い"・・と言われて、むーり無理とネガティブ反応するのはもうやめませんか! 少ない可能性であっても、準備は怠りなく正悪の規定の検討をしておくことは必要だと思ってます。それで、その一部を紹介します」 「では、話も最初にもどして、一般企業が犯すかもしれない不正行為についてです。これを防止するのは、登録は個人だけで法人登録は不可、で問題ないと考えてます。作家登録の登録内容は通信料金の支払い及び印税の振込先になるので、現在の携帯電話契約と同じように個人認証が必要です。免許証や保険証の提出と現住所の郵送確認などがそうです。携帯電話が発売された頃も、企業が社員に買い与えるという話はありましたが実施されませんでした。先ほどの社員偽装登録例は、誰が聞いても・・・いいのかな~という行為です。これが露呈すれば会社は社会的に大きなダメージを受けます。あんな会社だったんだぁと名指しされ不買運動免れません。ただ、こうした不正を行なってでも収益にありつきたい企業もいると考えるべきではないでしょうか?そして、こうした企業を一緒に仲間として扱って共に栄えて共存する道が欲しいところです。最後に、まとめとして私だったらこうするという提案を申し上げておいとまします」 「提案とは、企業の販売商品のマーケティングリサーチと委託販売です。マーケティングリサーチとは、市場調査です。この分野でこれまで実施された購入者嗜好調査は決してうまく機能しているとは言えませんでした。私が作家活動以外の分野でステージマーケットに期待したいこと提案したいことは、地方拠点で実施の話がでている御用聞きです。舶来語で言えばパーソナル・コンシェルジュ、これは各家庭の出前担当者となる販売員兼便利屋さんです。お披露目市場の集配業務で、発注元であり配送先であるお客さんとの接点業務を受け持つ仕事です。受け持つ家庭の数で給料が決まると思いますが、野菜やお肉からトイレットペーパーやウォシュレット設置までこなせば、これは必要とされる仕事として機能していけますね。この方々に企業からの発売前サンプル商品の無料配布をしてもらうことで様々な方策が実施できます。例えば、カラー指定商品の予約販売、モニター調査としてどっちが好き?とか使い勝手はどうですか?と聞いてもらってデータ化もできます。企業単位で実施するのは不可能です。定価に経費が乗っかって製品価格が高くなります。御用聞きの方のギャラもいろいろ設定出来ます、販売手数料を受け取る仕事をするわけですから。販売企業が一番助かるのは商品を売ることだけでなく、売ってはいけない商品を見極めることができる点です。無意味で無駄使いがなくせます。もう1点作りすぎが避けられます。予約販売が最もありがたい販売方法ですが、買いたいと思いますか?イエス・ノーの回答が得られるだけでも、ある程度確かな地方別販売数量を導くことができます。もちろんニーズの掘り起こしにも使えますので、大きな見方をすれば日本企業の業績アップだけでなく、国際市場での商品開発で大きな力を発揮させることができます。日本消費者の厳しいマーケティング評価は、あったらいいな商品をいち早く効率的に市場にデビューさせることができるからです。さて、これで最初言った話したいことを出し切れました。舌っ足らずの口上にはお詫びを申し上げます。これで話を終了することにします。気持よく話ができました。本当にありがとうございました」
「ありがとうございますガーランドさんでした」 「次の方は、元小説家現在地方新聞社勤務、ラスボスさんです、こちらへ・・・」
「ラスボスです、よろしくお願いします。偉そうな名前をつけてます、ザコキャラよりボスキャラ、ボスキャラよりラスボスでしょというゲームネタです。ゲームの小説家という世界がありまして、そこでデビューして日刊紙や地方紙で連載小説書いてました。SF誌での連載が本にもなったんですがこちらはダメでした。地方新聞との縁でそのままコラムやら論説やら解説やら取材もやってます。私が申し上げたい話は3つあります。小説家としての話が1つ、あとは地方ビジネスについて2つのテーマを取り上げました」 「まず小説ですが、現在アイパッドやタブレット、キンドルなどの通信端末とデジタルブックが販売されています。アメリカではアマゾンの1人勝ちでデジタル本の基準となりつつあります。日本でも出版社、印刷会社、電気メーカー、作家さん、ネットカタログ販売会社などが先を争って参入しました。単純に作家として作品参加するかどうか疑問に思いました。また購入者としても、どれが標準なのか迷うところです。決してイイ感じの環境ではないな、と思ってたところにステージマーケットのことを耳にして、安堵の溜息をついた次第です」 「ステージ市場サイトで説明してあることは、ここにいらっしゃるいろんな立場のアーティストの方が力強く述べていただきましたので、そこは省きます。ただ、言いたいことは作家を専属契約で囲わないで欲しいというお願いと、企業がみんなで一緒にできないものですかね?という問いです。作家が主体となるステージマーケットは、自分で通信閲覧機器を開発して販売収益をあげるように考えられていません。だから、今販売されてる各社からの機器をそのままではないにしても、各社の特徴を生かした接続機器として一緒にビジネスができないか?という話です。専門分野じゃないんで機械のことはわかりませんが、多分次に登場される元システムエンジニアのソウセッキさんが話をされるかな?とは思いますが、接続部分の規格統一が出来ればあとは自由に開発できるので一緒に進めることはできますよね。ということでボロが出ないうちに次の話に進みます」 「地方ビジネスについて話します。小説家と本屋さんの共同ビジネスの話です。音楽家とレコードショップのビジネスもあります。本屋さんは毎年減ってきてます。デジタル本が出回る前からです。音楽でもレコードショップが減ってきてますこれも同じようにデジタルの前からです。今日はこの状況を改善する話ではなく、新しく考えたビジネスモデルを提案したいと思います。ボク1人で考えたのではないんですけど、あったらいいね話からでた出版社での話です」 「ステージマーケットが地方に別会社として地方拠点展開したあとのストーリーです。作家は東京に出てこなくても小説が書けるだけでなく、小説を題材にした挿絵やイラスト、ムービーやサウンドなど発想次第でとても小説とは呼べない作品を作ることができます。この作品を作る場所を本屋さんに提供してもらえないのかなと考えてます。小説制作所とか本の制作スタジオという場所です。同時に発表会や、読上げ会上映会などをお披露目市場でイベントをするのとは別に実施する話です。1人でひたすら執筆してる場合は自分の家で取り組めばいいんですけど、執筆途中で挿絵やイラスト、BGMとか入れたい場合、"この止まれ"で仲間を作り、打ち合わせやヒント探しなど制作会議をする時は本屋さんのロケーションとして持って来いです」
「本屋さんでは、販売が見込める場合製本にして販売するようにもできます。そしてそれをステージマーケットの地方拠点をとおして全国販売にチャレンジできます。地元の本屋さんが、そこに住む作家の溜まり場になり作家制作スタジオになり、製本印刷業として今の本屋さんという形を維持しながら続けて行けます。印税は、場所提供印税としてプロダクション・コーディネートみたいな名前で本屋さんも受け取ることも可能かもしれません。今までの中央の出版社から出される本を売るだけでなく、作家を掘り起こしたり、マネージメントして作家の支援もビジネスにできます」 「製本や印刷は量産して在庫を売りさばく従来方法でなく、リクエストに応じた受注制作ができるので、再犯防止キープのための在庫破棄処分もなくなり営業活動も必要なくなります。もし、ヒット連発の作家を幾人も抱える本屋が現れると、全国からその町に引っ越してくる作家が現れないとも限りません。これと同じ事が、音楽でもイメージできます。レコードショップがニュー本屋と同じ機能を持てます」 「実例は、カリフォルニア・サウンドやリバプール・サウンド、デトロイトモータウン・サウンドなどその地域から出現したアーティストの音楽が1960年代大ブームになりました。ヒットを連発した場所に、ロックスターを目指す若者やギター小僧が集まって次のヒットが生まれていきました。本屋やレコードショップだけでなく、作品作りを教える専門学校があれば、チャレンジしたい人は多分相当数いるのじゃないかと見てます。専門学校は従来の教えるだけでなく、作品発表、すなわち発売元になるプロダクション機能を持つことができますので、堂々とプロデューサー印税を受け取れます。となれば、優れたプロデューサー、オンラインで儲かっているアーティストを講師として多く雇い入れる学校には、目指したい学生は大勢押しかけるはずです。卒業後に確実な職業やビジネス収入が見込めない現在でも、多くのティーンエージャーが専門学校生として学んでいます。私もゲーム小説の講師を週1回数年間やったことがありますが、将来ゲーム小説収入が約束できるはずがないのに・・よくやるなぁ、と感心するやら呆れるやらで、楽しく過ごした経験があります」 「これらは、最初に言った出版社での雑談から生まれたアイデアです。何故?東京の大手出版社から、地方の本屋さんの出版印刷業アイデアが出てくるのか?変ですよね、競争相手になる敵に塩を送るなんて。ここが面白いんです。私の知ってる出版社の人はみんな本がだ~いすきなんです。本で育って将来出版の仕事をするんだと思ってた人ばかりなんです。だから、会社に入る前に本の仕事がしたかっただけなんです。その希望を叶えるためには東京に行くしか無いし大手出版社が最適だったということなんです。だから、彼らにとっては本のビジネスは身に染み込んでる血みたいなもので、株式会社社員という現在の立場、はそれに取って代わるものがあれば、それに本の仕事が本気で出来れば文句なしなんです。次にこの本屋さんの続きバージョンと現在の新聞社の混ぜこぜ話です」 「マッケイさんのマーケティングの話で、ニーズこそがマーケットを創る種だと説明されてました。大変感銘を受けましたし、同感です。私は、マーケティングの専門家ではありませんが、新聞というニュース扱う仕事を通して中から見えた2つの視点をマッケイさんの話に少し付け加えたいと思います。ニーズを捕まえる方法と日常の私的な行動、この違う2方向から導いたことが新しい方向付けをしてくれることに気付きました。私が言いたい日常は、ごくごくプライベートな出来事の積み重ねという意味です。そうだこれ買っとかなきゃとか、何気なくポッと思い出したことやふと気付いたこと、これはよくある日常的なことです。例えば買い物リストとかカレンダーメモ、欲しいものリスト、こうしたちょっとしたメモの積み重ねが絶大なパワーを発揮するという話です。このメモは間違いなくプライベートなニーズリストであることはお分かりいただけると思います」 「ちょっと思い出して欲しいのが、先程からこの壇上で語ってくださったビジネスのアイデア案件です。な~るほど、と納得できるものも多かったかと思います。では、・・・この案件に資金援助や投資をしたいと考えるかどうかです。多分、答えはノーだと思います。それは、見ず知らずのプライベートな案件にいきなり出資を求められても、判断が急にはできないからです。これも納得していただけると思います。ビジネス案件をメモのように少しずつ書き加えていった仲間や社員であれば、多分答えはイエスでしょう。ただし金額によるけどね?となります。イエス、これはどういう意味でしょう?ビジネス参加者として、当初からそれぞれの意見が入っているかどうかです。他人の意見には、その場でイイネともイマイチねとも言えますが、そのアイデアの中に少しでも自分の意見が入っていれば、他人案件でなく自分の案件になってしまします。幼い時からずっと与えられる立場に慣れっこになっていると、お金も職場も役職も結婚相手も誰か他の人の行為や案件ですが、どういう訳か運命だとか、自分に与えられたものだと勘違いしがちです。それらはすべて自分以外の人が作ったり与えてくれたものです。いつまでたっても何もやって来ないことに気づいて、あわてて方法を探し始めるという羽目に陥ります」 「学校教育も職業訓練も、実は自分がやってると思いがちですが、与えられた項目をクリアーしていくゲームのような仕事なんですね。だからゲームポイントやハイスコアなどに一喜一憂します。期末試験や入学試験と同じ作業だからです。こうして日本は戦後から今日まで、あらゆる場面でハイスコアを競うような国民性になってしまいましたとさ。終わり。ではありませんが。あわてて方法を探し始めないような日常、これを作るための工夫がステージマーケットのプランにあります。というか提案した1人です。どこにあるかというと、ここにあります。今この場でやってることがマイ欲しいものリストの1ページ目にあたります。今日の話、いろんな立場の人が自分の立場、立ち位置を理解した上で、はっきりとした意見や提案を述べていらっしゃいました。中にはメモを取ってる方も見受けられましたが、聞くだけでなく自分はどう思うのか、賛成なのか反対なのか、それとも違う意見があるのか、こうしたプライベートメモを一人一人が心に書き込む集まりかもしれないなと思いました。書き込んでどうするの?という質問が聞こえてきます?ステージマーケットという会社を創ることに、自分はどうかかわって行くのか?しばらく様子を見るのか、まだ欲しいものリストに書き込むことが無いのか、こうした積み重ねから実はすご~く大きな実験が行われています」 「サイトは見たよ、話も聞いたよ、それで何なの?という人は実は大~~勢いらっしゃるんです。何故でしょう?一言で言えば、言ってることはわかるよーでもさ~っぱリ意味わかんないよ~という極めて健康的で生真面目な人の反応です。別に悪気はないんですね、冷やかしでも何でもない。じゃ一体何この反応?と感じる人もいますよね。チョット待ってください、私も最初この反応には何だこの野郎~と思ったのは確かです。講師やってて授業中のシーンでは毎年、毎週のように出くわします。仕事柄あきらめずにメゲズに繰り返して話聞かせる、という行動を取るしか無いのですが、すると、どうでしょう??あっわかった!そ~か、先生そうですね~そういう声が聞こえてきたんですね、空耳アワー?驚いたのは私です。えっどこが分からなかったの?と当然聞きますよね。相手は分かったからいいですと、これで分かってもらえるための苦労が突然消えていきました。いずれにしても一件落着です」
「こういう繰り返しを体験した私が出した分からない理由は、イメージできない人がいるんだ!!!これだけです。話せば、その場でイメージしてくれると思い込んでたんです。だって日本語で日本人に話しして通じないわけ無いですよね。手元にあったり具体的なアイテム以外は、すべてイメージで伝え相手の脳味噌に頼って描いてももらうしか手が無いので通常は疑問に感じることはないんですね。やったことは無いんですけど、アフリカの奥地でサバンナに住んでいる人に、東京の地下鉄の乗換方法や京都の清水寺を説明するというのは大変だろうなぁと考えると、ご近所の人もそのアフリカの人と変わらないかもしれない、イメージ力だけは、と構えて話をすると多分アセらないと思います。知的能力の問題ではないんです。説明不足でも無いんです。人それぞれイメージするパターンややり方、かかる時間など様々なんですね。それを画一的に、こうイメージするんだよ!!といっても意味が無いんです。それが出来ないからわからないんです。話がくどくなってますが、分かってもらうことに関連して、オコガマシイのではありますが私が常に心がけていることを紹介して終わりにします」 「小説は読む人に、人物像や風景のイメージを作ってもらわないことには商売が成り立ちません。小説を書くという仕事はメモの集合体です。一気に数時間で描き上げる人もいますが、それは頭の中に膨大なメモが積み上げられているからできる仕事です。そこまでにはコツコツ、1枚1枚メモを取りながら、ああでもないこうでもないと考えを巡らせたからこそできる作業なのです。このメモが相手の脳裏にイメージを作ってもらいやすくするのかな、と思ってます。メモをした時が第一段階、書き写して文の一節にするのが第二段階、ストーリーに組み込んで文体をそろえていくのが第三段階、この一段階ごとに実は様々なイメージが頭を駆け巡ってるんですね、そして最後に前後の流れに上手くハマル文体に揃えるのもイメージを壊さない作業です。これで終わりにしますが、是非今日聞いた話のメモを自分なりに記録して下さい。即決、即断は無理です。少し間を置いてメモを読み返して、書き添えてゆっくり結論を出して下さい。暴走も炎上も決していい結果は産みません。少々説教っぽくなってしまいましたが講師さんだからしょうがないか、とあきらめて聞きとめて下さい、ありがとうございました。終わります」
「はい、どうも、お疲れ様でした。いよいよ残る2人の方です、まずはソウセッキさん、元システムエンジニア現在アプリ開発プロデューサーという方です、どうぞ」
「はい、ソウセッキです。ラスボスさんからちょっとプッシュがありましたので、ドキドキです。ソウセッキは名前で苗字はナツメです。そんなことはないんですが、ボクの専門はコンピュータのデータを扱う仕事です。主にデータベースなんですがそこにはいろんな仕組みが必要なので、通信プロトコルだとかアクセスサーバー、データサーバーこれらの管理用ファイルだとか、圧縮関係、不正アクセス防止関係と、一部だけの担当でなくトータルで運用することが多いです。一般的にはシステムエンジニアリングやSEと言われてますが、そういったこともやります。クライアント次第なんで特定のメーカーですべての機能を揃えるとまたそれぞれの呼び方が変わってきます。オラクル、マイクロソフト、アップル、HP、リナックスこれらの中にまた別の・・・・ま、だんだん専門的になりすぎるのでこのへんにします」 「ステージマーケットはえらく厄介なシステムがいるなぁと最初はうなってたんですが、よくよく考えるとプロプライエタリでなければ、独占的な、専属的なという意味なんですけど、つまり特定会社専用の販売システムでなければ何とかなるかなと最近気が付きました。というのも、トロンを使うとなれば、プロプライエタリではなくなるので、問題ないことと、トロン環境のシステムまわりが結構すごい感じで動いてるんですね。だから、誰かの一存でこうするぞ、と決めない限り合議制で決めていけるかもという感じです。分かり難いので、例を出して言うと、ネットのあらゆる仕事を一箇所(会社)で行うのでなく、在宅勤務とかテレワークとか言う奴です。ステージマーケットが合同会社なのでこのへんも関連させて、開発会社または開発者個人個人の連携プレイもできそうです」 「今発言されていたガーランドさんがそのへんのところ、株式会社とのいい関係を提案されてましたので、ちゃんと印税が発生するとかボランティアで無料報酬とかでないい方法があるかもしれません。詳しくは話してないんですが、アメリカとヨーロッパにいる開発仲間が、大変な興味を抱いています。フリーウェアとかフリーネットワークのフリーが無料と誤解されて、常識になってしまってるので、本当は自由でノット・プロプライエタリなんですけど、ボクもこれで何度もぶつかったことがあります。えーここまでが自己紹介です。長くてすみません」 「ボクの話は、どちらかというと提案になるかと思うんですが、ネットサーバーとファイルについてです。まずサーバーにかんしては、データサーバーがすぐ浮かぶと思うんですね。作家の人達が作った作品をアップロードして置いておく場所です。レコード会社にしてもアップルもアマゾンも実体ファイルをサーバー上に設置構築してます、まクラウドですが。これは、作品を販売管理する会社のシステム上に設置して、責任の所在を明確にして作品の保全をはかったり品質を保証できるようにしています。ステージマーケットは当初のビジネスではこの方法を取らないでできないか、今検討中です。試しているのはP2Pです。10年以上前ショーン・ファニングが世界で一番最初に採用して成功したナップスターというモデルです。今はビットコインというP2Pが、仮想ネット貨幣として全世界で受け入れられる気配があります、この発案者は中本サトシと記載されてましたホンマカイナですが」 「考えている仕組みは、作成した作品ファイルを作家自身が自己管理して自宅または一定のサーバーに設置します。ダウンロードリクエストはステージマーケットの中央インデックスサービス部門で一括管理され、特別な方法で誰が誰のファイルをいつ購入したかという情報を受取り保管します。その後、作家のサーバーから作品がリクエストユーザーの端末にコピー移動します。これはあくまでも初期段階のザックリプランなので、'Song 311'プロジェクトのスタートの後はもっと堅牢なシステムと分散型ピア・ツー・ピア・システムが構築されることになります多分。なぜこうするかというと、初期コストや保全コストが管理システムに集中して強力な負荷がかかります。同時に外部からの攻撃プログラムの標的はここですよと知らせることにもなります。こうした、非効率的な運用はトラブルが永遠に続きますので結果、システム運営会社やウィルス対策会社が繁栄することになります。アメリカやヨーロッパの仲間は実はメインではハッカーやってて、ハッカーでは金にならないのでその技術を生かした仕事をしてます。ボクの考えでは、ある程度手の内をばらして、ハッカーたちを招き入れ収入を保証する仕組みを作って、共同作業にする方が完璧なシステムに近づけるのではないかという点、さらに次にお話する重要なポイントを公開してこれも収入の道を用意して自由で儲かる仕組みになるのではないかと想定しています」
「重要なポイントとは、ファイルの拡張子を新しく考案して、専用の販売用アプリケーションやシステムを稼働させる原動力にするという話です。.jpgや.wav.php.exeなどファイルネームの最後についてる奴です。この拡張子は、使う事自体は無料ですが、拡張子がついた特別のファイルは有料にするというビジネスモデルです。優れた品質と特性を持った拡張子モデルを作れば、これを作るためのアプリケーションが必要になるので必然的にアプリが売れることになります。アドビのフォトショップというアプリを使って雑誌広告写真や映画宣伝写真を加工してpsdというファイルにして保管し、好きな時に再加工や再編集できるという使い方です。こうしたやり方とは違った方法を模索していてまだ検討中ですけど、今まで思いついてる点だけでも紹介します」 「アプリ開発会社、マイクロソフトやアドビ、アップルもそうですが、これらは全部株式会社です。社員として契約した人だけに給与を払っていますが、これを誰でもどこからでも契約開発者として参加できる仕組みがないものか?という課題を自分に課しました。大正解の答えはまだ出てないんですけど、イメージは役割や分担、または個別機能を最初から設定するか随時追加設置することにして、それぞれに単価をつけていくというモデルです。洋服で言えば、袖は200円、ボディの表は100円、首周りは150円などちょっと無理やりぽいですが、設計図があれば裁断図があれば別々に同時スタートすると早く質の高い商品に仕上がるのではないかという発想です。でも、条件があって作った製品が間違いなく売れる保証がないと実現出来ません」 「普通、多くの会社の給与は時間給です。仕事が出来る人もそうでない人も、9時から5時まで会社にいれば仕事をしたことになるという仕組みです。出来ない人を無給にすることはできませんが、出来る人に割増料金を払うことはできます。基準が難しいところです。このことで世間では結構弊害を産んでます。学校では、出来ない子とできる子の区別は試験に頼ってます。ラスボスさんも学校のことを例に上げて説明されてました。この優劣は義務教育では有効ですが、高等教育やスキル社会では優れた秀才や技術者を生み出せない仕組みになっていて、ワザと画一的にしているように見えます。つまり、高得点獲得者が、賢い使える社員や高収入を上げる戦略を組めるか?となります。いづれにしても、これら全ての条件は給料に見合うだけの会社収入があるのが前提です」
「ステージマーケットは、基本は"クリエイターサポーティング集団"であると同時に、技術基盤の創設組織になるべきだと思います。偶然なんですけど、いまいまシオンさんがパート・スキル・ワーキングという絶妙なネーミングで紹介されましたが、ボクの分野でリナックス・オペレーションのプログラムやリブレオフィスなんかのフリーソフトウェア開発が世界中で進行しています。フリーソフトウェア財団なんかもあり国内にも多くのフリーソフト開発者がいます。ボクの知ってる限りこの人達全部無料奉仕です。運が良くて金持の寄付をもらえたり、グレードアップで購入してもらったりってこともありますが、保証は無いです。パートスキルワーキングを使うと、世界中の尖った技術オタクたちを取り込んで素晴らしい労働環境を作ることができます」 「日本で脈々と受け継がれてきた純オリジナルのミクシングごちゃまぜ能力で、言い換えれば和洋折衷・古今東西何でもあり文化ですが、世界では考えられない一見無茶苦茶なオタク天国組織ができます。歌舞伎も文楽も能も三味線も琴も日本オリジナルではなかったのはご存知でしたか?詳しくは知りませんがちゃんと日本文化として今に続いてます。歌舞伎は特に素晴らしく、世界に例を見ない補助金なしの入場料で自立運営されてます。今、世界中で失業の嵐が吹き荒れてます。アメリカのモーゲージバブルが弾けてアメリカ巨大銀行(ゴールドマン・サックス、ファニーゲームフレディマック他)が巨額の負債を抱えたのを発端に、飛び火がヨーロッパ各国へ飛散していて大変だと言ってました。日本では、土地バブル崩壊でズタズタになったままですが火の粉は少々で済んでます。海外からは経済危機より原発事故の方が危険レベルが高く意識されてます。何れにしても、ここにいる我々はこうした危機に対しては直接的には無力です。せめて、日本が技術大国と言い続けるのであれば、世界中の英知を集めて新しいビジネスモデルに加担してもらってちゃんとした利益を分け合う姿勢を見せるべきではないでしょうか?イメージしかできてない奴にしては言いすぎだぞ!と言われそうなので、今日はここまでですが、この続きはきっとしかるべき期日までに詳細をまとめご報告できるよう約束して終了としたします。ご静聴どうもありがとうございました」
「ありがとうございました。ソウセッキさん夏目さん。いよいよ宴もたけなわ、トリを迎えました。さあどんなお話が伺えるのでしょう、クラッケンさん、元音楽アーティストマネージャー現在気象予報会社勤務です、よろしくお願いします」
「クラッケンです。エリック・クラプトンが大好きなケンイチロウです。そうですね、最後に綺麗にまとめる役目なんでしょうけど、多分皆さんの想像を裏切る話になるのかもしれません、ちょっと心配しています。ボクは、昔プロの音楽アーティスト・マネージャーをやってました。経緯がチョット変でして、ジャンケンじゃないですけどアマチュアバンドのマネージャーを決めるノリで、なんとなく、やってくんない?とか、いいとこであったよオ~イ、実は話があるんだ・・マネージャーやって?などと頼まれパターンばっかりで振り返ると30名近くのミュージシャンやアーティストと付き合ってました。自分でバンドをいくつか組んで、フォークもロックもカントリーもジャズも演奏してオリジナル曲も作ってました。それなりのアルバイト収入があったので、音楽の職業に付くことは考えてなかった人なんですが、承諾したあと"実は、金、なんとかできないかな~"という現実に出くわしました。メジャーレーベルと契約したのになんで?と思いながら、ま、いろいろあって、レコードビジネスの実態を20代前半で見せつけられました。そーするとですよ、この職歴から想像すると、何やらこれからできる会社ステージマーケットにはもってこいの技量じゃないかと思ってもらったとしても不思議はないんですが、ボクは多分そっち向きのプロのアーティスト・マネージャーをすることにはならないと思います」 「まず、その訳をお話する中で現在ボクが考えている仕事の方向をプレゼンしたいと思います。アーティスト・マネージメントという仕事は、ズバリ、そのアーティストが持っている技量を使って飯が食えるように、多くのお金が入ってくるように工作する、綺麗に言うと交渉で実現させる仕事です。マネージャーとして頼まれたことの一番大きな理由は、お金なので、レコード契約をどうするかに直結するんですが、演奏する人は契約交渉が苦手です。最初は手探りでしたが、次第に自分で契約のツボとなる部分を見つけることができました。それは印税です。印税は、レコード販売収益からの分け前を受け取れる立場または権利です。作曲印税、作詩印税、小説の作家印税などがそうですが、マネージャーの主張できる立場は、プロモーション印税だと担当ディレクターから教わりました。この印税は、制作費を出資した人が資金回収のために使う必要経費として設定されたものだそうです。つまり、宣伝印税です。音楽ビジネスが始まった頃は、出資者はレコード会社しかなかったのですが、レコード会社自体はレコード再生用のステレオを発売する家電メーカーが設立した会社なので、多くの場合親会社の人が経営者になります。後にAVメーカーと呼ばれ、アダルトビデオではなくオーディオ・ビジュアル製品会社として、音楽や映画を作る会社と合体したソニーや東芝、ビクター、ワーナーが60年70年代繁盛したのは記憶に新しい事です」 「レコードの宣伝活動は、録音したレコードアーティストと無関係では仕事が進みません。コンサートや雑誌インタビュー、ラジオFMテレビ出演といったアーティストのプロモーションがレコード販売に直結します。その時、全部アーティストの持ち出しで無料奉仕では実現不可能です。そこで、考え出されたのがアーティスト印税です。この印税はコンサート支援金として、プロモーション印税はレコード会社がアーティストを起用するマスコミ用経費という形で定着しました。その結果アーティスト事務所は、アーティスト印税とプロモーション印税の両方の受取り窓口となりました。ここからがマネージャーの仕事です」 「印税は本来後払いですが、それでは発売時には何も出来ないので、プロモーション印税のアドバンスつまり前払いが必要になります。事務所への前払い金です。ではでは、それはおいくらでしょう?ここがマネージャーとレコード会社の駆け引きになります。レコード会社は少ないほうが効率的です。最低でもこのくらい売れば損はしない、という最低販売枚数からの算出金額ですが、アーティストサイドは高いほうがいいですよね。そこでマネージャーが前もって仕掛けるのがコンサートスケジュールです」 「コンサートの実施箇所やチケット発売枚数、ファンクラブの登録人数は、かなり実数に近いので、これが多くなると大物アーティストと世間で認められていることになります。担当ディレクターも頻繁に担当アーティストのコンサートやライブに行ってその情報を掴むことが必須になっていきます。フォークブームやシンガー・ソングライター全盛期には、テレビでは見られないことがステータスとなりチケット完売が相次ぎました。こうした時代背景もあって、レコード会社はアーティスト印税の値段交渉がアーティスト専属契約の重要事項になりました」
「そんな時です、ボクがその嵐の中に入ってしまったのは、客は大勢来るは、マネージャーは素人同然、ディレクターも販売方法勉強中という現場です。教科書もなく相談相手もない環境では、当たって砕けろと創意工夫が頼みの綱でした。その10年後、テツさんから最初に説明があったマイケル・ジャクソンの映像PR時代になって行き、私は音楽業界を後にしました。この期間、覚えたことが印税ビジネスです。予備知識ですが、印税という仕組みは名前こそ違えど、あらゆる商品の価格構成に組み込まれています。製造費比率とか、販売マージンとか、利益パーセンテージなど商品を扱う全ての業界でコスト計算の基礎となっています」 「では何故?作品販売ビジネスでは印税というのか、ボクが思うには配分先が固定なのかそうでないかの違いではないかと。アーティスト作品販売の場合だけ、作家を筆頭に受取人が常に変わります。そのため、印税という言葉はどんなアーティストにも使えて意味を持たせることができます。印税の多くをレコード会社が受け取る時代は印税は専門用語でした。しかし、レコードの完成テープつまり原盤制作を行なって原盤印税を受け取る制作プロダクションや、宣伝だけを請け負ってプロモーション印税をもらう会社、さらには楽曲の出版権をあらかじめ獲得してテレビCMに起用するテレビ曲事業部など、自社機能を使って印税収益目的でビジネスに参加する企業が増えていきました」 「売れるアーティストを扱う場合、レコード会社は自社販売網を維持するための販売印税だけしか受け取れないような、止む負えないケースも増えてしまいました。固有名詞は出せないので別の言い方をすると、ビッグアーティストはどこのレコード会社に行ってもヒット曲を出せるので、契約の立場が逆転して契約してあげてもいいけど・・・・・となっていきます。空中を飛び交うインターネット時代になると陸上販売網は機能しなくなって、大株主の家電大手が出資資金を引き上げ、会社売却という最悪の会社も跡を絶ちません。これは日本固有の事例ではなく全世界的で進行中です。アメリカを中心にした印税ビジネス先進国は、インターネット時代に対応した印税システムを再構築出来ないでいます。アップルとアマゾンにネット販売を任せるしか手がなくなっています」 「時代遅れと言われても、レコード会社時代の印税配分権利を維持しようと躍起になっている状態です。印税システムを刷新するにあたって、印税の歴史を知っておくことは大切なことだと思って敢えて時間を割いて説明していますが、これは、この歴史の中で仕組みを作ってこられた方々への感謝の言葉と受け止めて下さい。1877年(明治10)アメリカの発明王エジソンが世界初の録音再生機"フォノグラフ"を世に出して、1909年(明治42)録音盤の発明されました。1分間に約78回転、時計回り再生機に統一されたスタンダード・プレイング、SPレコードが出現するまでに30年かかっています。その後、アメリカではカポネの時代を迎え、ジャズが流行りデューク・エリントン、ビリー・ホリデイ、カウント・ベイシー、ベニー・グッドマンと天才的音楽家が出現しました。戦争中は軍歌が終戦は銀座カンカン娘が日本で戦後復興を支え、美空ひばり、石原裕次郎へとつながっていきました。ナット・キング・コールもプレスリーもビートルズも出現までの背景には凄まじいイキサツがありました」 「こうしたアーティスト1人1人が感動をいかに伝えるかを編み出し、技術者の誰もが見たこともない音の出る機械を、冷たい視線を浴びながらも実現させ、脚光を浴びることも無く心底支え合う無数の人々、こうした役目を全うした人々には本当に頭が下がります。ステージマーケットも、こうした支え合う人々やオタクテクニシャン、イメージブレイナーズ無くしてはタダの無謀なガセネタで終わってしまいます。勘弁して欲しい事があります。冷水や犠牲を伴う仕事は御免です。望ましい世界は作品制作に参加する全員が利益にありつけるビジネス環境、ライオンやハイエナのような狩猟動物も同じ行動様式です。やった仕事の分だけ山分けして食べ尽して、貴重な命を受け継ぐ、これは生存や創造の基本です。ライフルや機関銃で一網打尽にして、腐ったら捨ててシカトで去っていく人もいます。こうした富の独り占めは、世界中の文化国家で当たり前のように、株式会社の成功例として尊敬を集めています。我々はゴミです。地球にとって人類はちっぽけなゴミにすぎないのに、何か粗大ごみを賢人と勘違いしたり、傍若無人の振る舞いにさえ見えることもあります。気候変動でも隕石衝突でも表面が多少損傷しても、地球は多分回り続けているのでしょう。人類が消滅するだけです。そんなゴミであることを目の当たりにするテレビの生中継がありました。ゴミには役目があります、次の世代の肥やしです」 「話は変わります。福島原発はメルトダウンを起こしたままで、絶えず放射能を出し続けています。マスコミ報道が無いので大丈夫だと大きな勘違いをしている人がたくさんいらっしゃいます。実は、危険すぎてそばに近づけない状態が続いています、いつになったら安心できるか見通しがたってません。つまり、この先かなり長い間高い危険レベルのままということです。地震や台風が来るたびに、あそこは大丈夫かと関心を持つことが半ば義務になります。何故なら、危険レベルが増すとすぐに着の身着のままで避難することになるからです。この間ボクらは、すべてを政府や専門家に任せて、マスコミの報道に一喜一憂する、津波の猛威に直面したあの時と同じ状態を続けなければいけないのでしょうか?」 「被災者の方々の作る作品を販売できないかと考え始めたのは、大震災のニュースをテレビで見ている時でした。映画やCGでもお目にかかれないとてつもない津波、呆然と見ているしか無い人々、ボクもその一人でした。戦争が実況中継になる時代、津波も原発事故もとうとう実況生中継になってしまいました。画面の中の人に何か手助けができないもんか、居ても立ってもいられないと日本国中世界中の人が思った瞬間です、すぐにでも何かしなきゃと。それなら、一緒に何とかしましょうよ。この被災地の脳裏に焼き付いた記録を販売物にして、被災した人が印税で収益を得られるビジネス。これがボクの答えです。デジタルの記憶ボックスです。ここに被災された人の思いをストックしましょう」 「手伝う人は、プロの作詞家、小説家、編曲家、グラフィックデザイナー、イラストレーター、漫画家、歌手、プロデューサー、CMプランナー、映画監督、俳優、演出家、証明マン、サウンド・エンジニア、ギタリスト、ベーシスト、ドラマー、脚本家、放送作家、バイオリニスト、トランペッター、指揮者、キャラクターデザイナー、ゲームデザイナー、ファッションコーディネーター、スタイリスト。こうした方々全てから同意をもらっているわけでは無いので、ステージ市場サイトが同意を求める説明の役目を持っています。500人、1000人、2000人以上のプロに見て確認してもらうために、サイト制作を希望したのもアーティストたちです。一番最初に生活苦で相談に乗った元プロ音楽アーティストたちは、デビューから30年40年を越えた人たちで、演歌、ジャズ、ロック、フォーク、クラシックを問わず、将来の不安という偶然にも同じテーマで煮詰まっている人たちでした。つまりその道を捨てて何するの?でした。"印税システムがもし何とかなったら、いけるかもしれないチョット遅すぎるけど"と考えるプロフェッショナたちが100人以上いることが確認できたんですね。少々時間はかかったにせよです」 「捨てるその道とは、第三者に見せる、聴かせる制作のプロフェッショナルワークです。捨てるの待った!です。出番です。どんな作品になるかは関わる人、一般の協力者、臨時サポートチーム、支援会社などによって変わっていいんです。とにかく光り輝く腕前を被災者と自分のために提供してください。無償援助でもチャリティーでもありません。印税で売上に応じてギャラが受け取れます。ステージマーケットが出来ればですけど。最初は'Song 311'プロジェクト品で発売される可能性もあります。でも、作り込んでいくうちにダッチメントが発売されます、というか、そうなって欲しいものです。そこにも参加してください」 「そうすると、世界で始めて学者や記録映画に頼らない、生の実態記録デジタル販売物ができます。記念館に飾るのでもなく、式典で演奏されるのでもなく携帯電話やダッチメントで、興味のある人達がお金を払って手元に置くか専用サーバでキープして再生するだけです。何百も何千も作品ができる素材が、被災地に埋もれています。思い出したくない事実、思い出したい幼い頃、様々です。学者や映像ディレクターの目からでしか歴史に残ることがなかった世紀に残る災害が、現場の声として各界のプロフェッショナルが人生を賭けたチャレンジをして生まれて来るはずです。この制作現場を作るための工作人として動くのが、ボクの仕事です。責務だと思ってます。制作現場の環境作りのプロフェッショナルだったからです」
「なぜプロフェッショナルでないといけないか理解できるかとは思いますが、道を極めたかどうかとか、技の勝負に勝ったか負けたかがプロフェッショナルの戦いではありません。自分のために自分に鞭打って磨き上げたスキルを誇れる瞬間は、いつも笑顔と賞賛ばかりではないのでは、と思います。誰かのために全力を尽くすことができる持ち場を持っている人が、プロフェッショナル、と言えるかもしれません。印税は入ります。だからリスクは自分で受け持って下さい。今ここでこのビジネスモデルを作ることは、これからの日本や世界にとって貴重な足場作りになると思っています」 「その足場が間違いなく支えていく問題は、甲状腺機能異常障害です。チェルノブイリで実証されているように、幼い命は無防備な甲状腺に放射能が蓄積されやすくなります。医学会でも正しく説明されているので、ネットで調べて自分の目で確かめて下さい。こうした被曝した人をすべて救うことができないのは、広島・長崎の原爆認定訴訟で何度も報道されています。進める時はイケイケドンドン、やばくなったらバックレることは多々あることです。しょうがないね、かわいそうだけど、自分じゃなくてよかった、と言ってる場合です・・か?印税で共同サポート作品で支えあうビジネスモデルは、イカしてる収入源だと思いませんか?間違ってますか?政府に任せるべきで、素人は引っ込んでろ、ですか?」 「被曝したとわかった人の生きざまを左右するのは、広島や長崎が証明してるように、医療ケアと人的サポートです。マスコミは嫌がります、スポンサーが付かないから、創業社長が経営の場で指揮を取り強引がまかり通る会社で無い限り、一般株式会社社長は株主や役員、社員から問題視されて交代です。株式会社や株式市場は儲からないことには首を出さないことになってます。反原発も反戦ソングも即刻発売中止や録音中止になったことを現場で何度も、ナンドモ、体験して思い知らされました。思い知ったことは、原子爆弾と原子力発電は別のものだと思い込んでたナイーブさ、あどけなさです」 「その理屈で言うと、戦争を批判する唄は良くない販売物なんで言ってはならない、ただの少数意見のクレームなんです。だから、原発で被曝することは何かの間違いなんで、やたら被曝認定はしないことになってるんでしょう、ごく稀なケースで認めるがこれは例外と。原発事故がまた注目を集めることになるとマスコミにとっては命取りになります。表向き援助の姿勢は見せます。公共の電波を使ってるため、公共を意識すると国民のための放送業界に変身せざるを得なくなります。しかし、その姿勢には持続性を持たせることができないんですね、こんな作業は儲かりません。スポンサーはこっそり抜け、番組もなんとなく終了。何事もなかったように、ガンバレニッポンにすりかわっていきます」 「今後、日本で、台風の猛威に襲われることもあります。また地震が来るかも知れません、もっともっと厳しい環境になるかも知れません。サポーティングソングやサポーティングムービー、もっとたくさんの声に出して記憶に留めておいてほしい作品が望まれることも考えられます。その時、そうした作品が販売という方法で、募金でもなく義援金でもなくチャリティーでもないお金を稼げたら、タンマリ稼いでもらえたら、制作者たちの堂々とした取り分になります。生活費にも医療費にもリハビリ費用にも病院建設にも活用出来ます。購入するする人も、カッコいいから、感動するから、興味があるから買うのであって、セねばならぬ意識ではなくなり、ナチュラルな肩肘張らない交流が進められます」 「最後に一番言いたいことをまとめます。ステージマーケット別会社構想(シェルター-ランド-シティ合同会社)です。ボクの頭の中には博士たちのシミュレーションで語られた地方拠点が、自分のアイデア考案の基礎になってます。南海トラフ地震や震源断層、立川断層や大阪断層など地表では見えない断層が今、ゴソゴソと動き出していると言われてます。ステージマーケットの地域拠点、お披露目市場(Live Stage Market Shelter)は災害避難施設と紹介されていました。これは大賛成です。市町村別に国や地方の税金で全国各地に災害避難所を作るという話は聞いてないし現実味も無いですけど、もし作るとしたら、ウワモノだけでなく様々な英知の集合が必要になり、数兆円単位になると想像しています。その前に国が物事を進める時、官主導、政治主導になります。大丈夫でしたっけ?今だに原発は安全対策さえすれば問題ない!廃棄物は金を払って日本のどこかに埋めてもらうんでしたっけ、大丈夫ですか?ボクは信用出来ません。かと言って民間会社だと株式会社なので儲けが必要です。避難施設作って利益が出るくらいならとっくにやっててもおかしくない気もします」
「素敵だな~~と思うのは、地域地域で合同会社が設立運営するお披露目市場を勝手に作ること。 そして、建物も雰囲気も現地の登録人が投票で決めて地域の建築家や土木工事、電気配線、上下水道設備などが独自技術で全国均一でない方法で実施できることです。市役所や県庁を作るのではなく、戦国城壁建造物やゴシック教会風日本家屋、ピラミッド型宇宙ステーションなど勝手に作ってもいいんです。ただし災害避難施設と作品発表ステージさえ用意してもらえば。こうした話は地方自治の議論でよく出てきますが、株式会社を想定すると話は成立が困難になります。例えば、そろそろフランチャイズシステムを卒業して、地方独自色を出そうとトップが宣言して、トップが各地にディレクターを派遣する。すると地元社員はディレクターの言う通りに仕上げる、ディレクターはトップのOKで逐一動く。滑稽ですけど地方の決定権は無くなります、給与体系がトップダウンになっている以上避けられないんですね。だって最終的に責任を取るのは最高責任者のトップですから。この株式会社ですが全然否定するつもりは無いですし、今現在株式会社に勤務して給料もらってて不満はないですし。正直、ボクは株式会社以外の会社を作ったことも無いし、入ったことも無いので、構想では描けますが疑心暗鬼であるのは確かです。ここにいる多くの方も、ボクと同じように株式会社以外は経験したことが無いと思います」 「もしかしたら、事業を進める時、株式会社という選択肢以外は有り得ないと思い込んでいた常識が、﷯オンライン合同会社でひっくり返るのなら、試して見る価値はあると思い始めています。ボクが20代の若者なら、当たって砕けろ気分で合同会社に突き進んで行くと思いますが、もう年です、ここでマイクを持って語られた人も50才を過ぎた方が多いと聞いてます、最年長の方は60半ばですよね?自分自身にも言いたいんですが、アーティストや事業を進める皆さん、ここにいらっしゃる皆さん、皆さん方は残る人生の20年間かそれに近い年月、このままこうして議論したり、討論したり、事業アイデアを考え出したり、そしてギターやピアノを演奏し続けられると想像していますか?ダメですよね。意識はしっかりしててもカラダがついてこないことは親兄弟を見れば誰でもわかります。むしろ、不思議なのはこの年でビンビンに元気でマイク持って喋ってるこのエネルギーです。今日は本当にビックリしてます」 「じゃあ、じゃあですよ、この今のこの時期元気なうちに、事を起こしてそれに付き合っていくことが、できる人生最後のチャンスだと思いませんか?たとえステージマーケットが常識に反して創業出来たとしても、その先、博士たちのシミュレーション通りすんなりいくとも思えません。何らかのトラブルや反発運動が起こらないとも限りません。その間ああだこうだと言っているうちに、5年10年と過ぎていきます。大事なことは次の世代の人達に何が残せるか、大災害に見舞われた時なんとか立ち直ろうと自分たちの知恵で、お金で、能力で、アイデアで、力を尽くした人たちがいることを歴史に残してはどうでしょう?大変に大げさなことを言って、大ボラを吹いているように聞こえるかも知れません。しかし、オンライン合同会社なんて人類が誰も経験してない大実験です。うまくいくかどうなるか、だーれもわからないんです。最後にしゃべる順になったボクの言える最後の言葉は、誇らしく威張って命をまっとう出来る仕事を一緒にしませんか、という呼びかけです。以上で終わります、ありがとうございました」